【民間】の給料・年収

医師の年収や給料推移(直近8年分)を開業医・勤務医ごとにまとめました。

こんにちは、シュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、お医者さんの年収推移がテーマです。

 

厚労省の医療経済実態調査を元にして、

  • 病院長の年収推移(過去8年。年収ベースでの統計数字があるのが過去8年のため)
  • 病院勤務医の年収推移(同上)
  • 診療所院長の年収推移(同上)
  • 診療所勤務医の年収推移(同上)

をまとめました。

 

(参考)最新の年度の医療経済実態調査に特化して深掘りをした記事はこちらです↓




「病院」における医師の年収推移

病院長の年収推移

年度 給料年額 ボーナス年額 年収
2016 24,835,205円 1,871,836円 26,705,040円
2015 24,743,442円 1,809,048円 26,552,490円
2014 23,675,820円 1,738,191円 25,414,012円
2013 23,548,679円 1,713,825円 25,262,504円
2012 24,994,308円 1,655,455円 26,649,763円
2011 24,586,640円 1,657,827円 26,244,468円
2010 23,220,688円 1,864,770円 25,085,458円
2009 23,080,840円 1,887,836円 24,968,675円

厚労省:医療経済実態調査(第18~21回)より。区分は全体の数字(国立病院・公立病院・民間病院等の全体)を使用。以下同じ。

 

病院勤務医(院長以外)の年収推移

年度 給料年額 ボーナス年額 年収
2016 13,167,933円 1,712,670円 14,880,603円
2015 13,159,038円 1,704,387円 14,863,425円
2014 12,756,895円 1,805,411円 14,562,306円
2013 12,712,008円 1,803,508円 14,515,516円
2012 13,251,534円 1,816,196円 15,067,729円
2011 13,156,292円 1,793,331円 14,949,623円
2010 12,731,027円 1,746,593円 14,477,620円
2009 12,555,221円 1,785,836円 14,341,057円

 

以上、院長に関しては年度によって100〜150万円前後のブレ(と言っても全体額が大きいため、そこまで大きな影響とは思われない)、医師に関してはほぼ同程度の金額で推移しています。

 

収益に大きな影響を及ぼす診療報酬改定が2年ごとに実施されていますが(直近だと2018、過去2016、2014、2012・・・)、そこが大きく給料に跳ね返っているという印象はありません。

 

「診療所」における医師の年収推移

診療所院長の年収推移

年度 給料年額 ボーナス年額 年収
2016 27,373,713円 115,357円 27,489,071円
2015 27,545,587円 122,919円 27,668,506円
2014 28,734,681円 140,877円 28,875,559円
2013 28,862,332円 136,262円 28,998,594円
2012 27,386,310円 125,677円 27,512,487円
2011 27,674,341円 110,175円 27,784,517円
2010 27,182,948円 81,457円 27,264,405円
2009 27,028,896円 80,815円 27,109,710円

厚労省:医療経済実態調査(第18~21回)より。区分は全体の数字を使用(医療法人・個人事業主等の全体)。以下同じ。

 

診療所勤務医(院長以外)の年収推移

年度 給料年額 ボーナス年額 年収
2016 12,112,781円 464,766円 12,577,547円
2015 12,341,807円 441,369円 12,783,176円
2014 11,515,577円 707,679円 12,223,256円
2013 11,335,494円 698,160円 12,033,655円
2012 12,742,260円 646,854円 13,389,114円
2011 12,532,995円 642,381円 13,175,376円
2010 12,711,150円 701,352円 13,412,502円
2009 12,474,490円 677,064円 13,151,554円

 

こちらも病院と概ね似たようなブレ幅ですね。

高いレベルで安定していると言えます。




勤務先区分による年収の違いや年齢別年収について

ここまで取り上げてきた数字は、病院の場合は国立病院・公立病院・民間病院等を含めた全体の数字、診療所の場合は医療法人・個人事業主等を含めた全体の数字になっています。

 

一方、例えば国立病院より公立病院のほうが給料が高いなど、区分によってもちろん差が生じます。

 

その辺の区分による差を細かく知りたい場合は以下の記事にまとめてありますのでよろしければご覧ください。

 

また、平均年収だけでなく、年齢別に年収が知りたいという場合も同じく上の記事に記載がありますので、そちらをご参照ください。

 

まとめ

  • 病院長の過去8年の年収レンジは約2500~2650万円
  • 同じく病院勤務医は約1450~1500万円
  • 同じく診療所院長は約2700~2900万円
  • 同じく診療所勤務医は約1200~1300万円

以上、医師の年収推移に関するデータについてまとめてみました。

 

結論としては、「高い水準で安定している」ということですね。

圧倒的に年収の高い公務員みたいなイメージでしょうか。

 

人が最も積極的に行動する時はどういう時かと言えば、それは「痛みを避けたい」時です。

つまりビジネス的な観点から見ても、医師は非常に有利な職業です。

 

今後AIが大きく発達したとしても、それは診断の補助にはなりさえすれど、医師を代替することは当面難しいと想定される(一方で事務の仕事などはどんどん代替されますが)ため、今後も医師は高水準の給与を得続けることができる職業であるということが予測できます。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>公立病院勤務医に特化して生涯年収等について詳しく分析した記事や、各医療関係者の給料に関してまとめた記事はこちらです。