公務員試験の勉強方法

公務員試験で勝つために最も重要なこと。これが分かっていない人は落ちます。

こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです。

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

今日のテーマは「公務員試験を勝ち抜く上で最も大切なことです。

 

今回話す内容はめちゃくちゃ重要ですが、人によっては全然ピンと来ないことかもしれません。

しかしピンと来ない方はかなり落ちる可能性が高いですのでぜひ目を通してください。

 

なお、僕自身の公務員試験実績は、国家総合職1次試験合格(2次辞退)、某県庁2位最終合格、LECの模試関東2位などです。(試験実績やキャリア詳細はこちら

こうした点が記事の信頼性担保につながるかなと考えます。




公務員試験に勝つ上で最も重要なのは環境を変えること

先日LINE@で試験対策の相談を受けました。

この方は高卒なのですが、地方上級(大卒レベル)を狙おうと考えていらっしゃいます。

大学受験を経験した方に比べれば勉強量は多くならざるを得ませんが、それでもこの方が大丈夫だと思ったのは以下のような思考を持っていたからです。

 

そう、公務員試験を勝ち抜く上で最も重要なのは「環境を変えること」です。

 

何の科目から勉強すればいいかとか、何時間勉強すればいいかとか、科目の優先順位をどうすべきかとか、どの予備校が良いのかみたいな話は二の次です。(それは以下の記事にあるので別途ご覧ください)

【公務員試験(筆記・面接)対策まとめ】2位合格の元県庁職員が徹底解説!こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです! いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます! このページでは...
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人は環境に依存する生き物

話は少し変わりますが、野生動物に育てられた子どもというのが世界各地で発見されています。

この子どもたちは四つん這いで動き回ったり、動物のように自分の身体をなめたりするそうです。

つまり、親代わりの動物の影響、住んだ環境(周りが獣ばかりとか)の影響をモロに受けているということです。

人は人間に生まれるのではなく、環境によって人間になるのです。

 

これは極端な例ですが、要はそれくらい私たちは環境に依存する生き物だということです。

 

環境が全てを決めるということをまず頭に叩き込んでください。

 

例えば、自分が勉強すると決めたとしても、周りの友人たちが遊びまくっていて、常にあなたを遊びやら飲み会に誘惑してくるような環境であれば、勉強の継続は困難です。

特に大学生の場合、民間の試験と公務員試験がズレている(公務員試験のタイミングでは、民間から内定を得て遊んでいる人が多い)こともあり、こうした状況に陥りやすいと言えます。

 

また、周りの人がお前が公務員に受かるのなんて無理だろうといったネガティブなことを口に出して言ってくるような環境にいれば、それがあなたの潜在意識に影響を及ぼして、実際に落ちる方向に進んでしまいます。

 

さらにこれは非常に重要な点なのですが、人は自分の意志の力(やればできるとか、覚悟を決めればなんとかなるとか)を過大評価してしまう傾向にありますが、3日坊主という言葉にあるとおり、新たなことを一人で継続することは非常に困難です。

公務員試験は、特に専門科目があるところだと30科目近く学ばねばならず、勉強範囲が膨大です。

教養試験のみの場合でも、基本的にセンター試験と同じレベルで対応しなければなりませんから、国立大受験のためにしっかり勉強した、しかもその内容をある程度覚えているといった人以外はそれなりの勉強量が必要です。

こうした膨大な範囲の勉強をスタートして継続するとなると、自力では挫折する可能性が高いです。

 

以上で書いてきた通り、環境を変えないままに自分の意志の力だけで合格に近づくのは難しいです。

それは、人間は環境に依存する生き物だからですね。

 

逆に言えば、環境をうまく工夫すれば合格にグッと近づくとも言えます。

 

環境を変える具体的な方法

それでは環境を具体的にどのように変えていけば合格に近づくのかということですが、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 予備校に通う(通信でも良いが、その場合でも通学して自習室的なところでやると物理環境を変えられるのでより効果が高い)
  • バイトや仕事をやめる
  • 住む場所を変える(周りの誘惑がないところに引っ越す)
  • 家ではなく図書館で勉強する

周りの誘惑がないような環境に移動したり、継続するために他者(プロ)の力を借りるということです。

 

なお、最も強力なのは予備校に通うことです。

予備校に通うというのは、もちろんプロから分かりやすい講義を受けられるというメリットがあるのですが、それ以上に、環境面におけるプラスが大きいです。

予備校に行けば物理的に勉強せざるを得ないですし、付き合う人間関係が変わる(=勉強仲間ができたり、通信の場合でも講師と1対1で向き合う時間が長くなるため必然的に講師陣との人間関係が一番深くなります)ので、その人たちに引っ張られて継続することができるようになります。

 

また、予備校の場合は高いお金を払うので、なんとしても受かってこれを回収しなければという意識が働くのも大きなメリットです。(なお、お金は1年目のボーナスで余裕で回収できます、70〜80万くらいもらえますので。

 

僕の場合、環境をこう変えた

僕は予備校に通いました。

DVD講義をとったのですが、毎回予備校に通うことで物理環境も変えていました。

 

また、僕は勉強を開始したタイミングで大学のサークルにはあまり行かなくなりましたし、バイトもやめました。

 

さらに、大学では勉強に集中させてくれるゼミを取りました。

→教授から試験最優先で構わないという許可をもらいました。学部が法や経済ではなく、高校では私立文系だったため、ほぼ0からのスタートだった上、民間併願は一切しないつもりだったので、なんとしてでも勝つための戦略を取ったということです。

 

このように、試験に集中できる環境を整備することこそ最優先でやるべきことです。

 

おわりに【宿題】

公務員試験対策を考える際に、枝葉の部分から考えてしまう人は多いです。

 

独学がいいのか予備校がいいのか、どんな参考書とか問題集を使うといいのか、勉強時間はどれくらい必要か、科目はどれから取り組めばいいのかetc..

 

これらは必要な知識かもしれませんが、完全に枝葉です。

重要なのは根っこの部分です。

どんな巨大な建物も根っこに当たる基礎がしっかりしてないとカンタンに崩れ落ちます。

 

そして、公務員試験において根っこに当たるのが「環境を変えること」です。

 

別に公務員試験に限らず、環境を変えるというのは何をするに当たっても重要な原則ですので、どうしても合格したいならぜひ今回の話を頭に叩き込んで実践してください。

 

とは言っても実際に行動しないと身につかないので以下宿題です。

 

1.現在の自分の環境と、勉強を開始する上で困難になるであろう要素を書き出してください。

(例1:大学生、一人暮らし。家が友人の溜まり場になってしまっているので勉強に集中できない可能性がある。

例2:社会人、一人暮らし。勉強時間の確保が困難。)

 

2.環境面においてどう対応すればいいか対応策を書き出してください。

(例1:友人に公務員試験を受けると宣言し、友人たちと付き合う時間を減らす。思い切って引っ越す。予備校に通う、お金がないので両親を説得する。

例2:予備校に通って質の高い講義を受ける。飲み会などは全て断り、仕事は全部定時で切り上げる。)

 

何をすべきかの答えは必ず自分が知っています。

しっかり時間を使って考えてみましょう。

 

貴重なお時間で最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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