こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
コンサルタント業界で非常に有名な北野哲正さん(リクルート出身)という方がいるのですが、彼が先日以下の動画を出していました。
内容は、UUUM(ヒカキンやはじめしゃちょーなど、著名YouTuberをマネジメントする会社)の決算報告を見たところ売上の伸びが凄まじい、今後もYouTube市場の一層の伸びが予想され、YouTubeへの参入について改めて検討すると良いだろうというものです。
そんなわけで今回は、UUUMの決算やインターネット広告費推移データをベースに、今後副業やフリーとしてビジネスに参入するなら何をやるべきかという点をテーマに書いてみます。
本記事の内容
- 動画の広告市場は一気に伸びていく
- インターネット広告市場全体も伸びていく
- ネットビジネスとして何を選ぶべきか?【ブログ?YouTube?SNS?】
なお、僕自身はブロガーとして1年半で94万PVを達成、個人ブロガーとしては日本でも上位にいるかなと思っています。
YouTubeやSNSにはまだまだ力を入れていないのですが、自身のブログの経験や学んだ知識、今後の戦略なども踏まえて書いていきます。
動画の広告市場は一気に伸びていく
UUUMの決算資料
まず、北野氏も触れていたUUUMの決算です。
通期の売上を見ると、2017年は69.8億円、2018年は117.4億円、2019年予測は197.3億円とまさにうなぎ登りです。
引用:UUUM「19年5月期通期決算説明資料」。以下同じ。
さらに、今後の動画広告市場の推移として以下のデータ(2018年1,843億が2024年に4,957億円の広告市場規模へ)を用いながら、今後さらなる成長が見込める市場であることをアピールしています。
電通の資料
広告最大手の電通も、動画広告市場の大幅な伸び(2017年1,115億→2019年予測2,651億)を予測しています。
引用:電通「日本の広告費 インターネット広告媒体費詳細分析」。以下同じ。
同様に、電通が示す媒体別広告費の移り変わりは以下の通りであり、今後もインターネット広告費(動画広告費含む)が堅調に推移するだろうということが容易に想定されます。
インターネット広告市場全体も伸びていく
動画市場の急激な拡大傾向は見て取れましたが、今回のテーマである、ビジネスを始めるに当たって何を選ぶべきかというのを考える上では、動画広告も含めたインターネット広告全体の推計を見ていく必要があります。
それには、以下矢野経済研究所の資料が参考になります。
引用:矢野経済研究所「インターネット広告市場の実態と展望 2018」
これによれば、インターネットの広告市場は今後も拡大を続け、2019年:1兆7,176億→2022年:2兆3,827億(38.7%UP)になると推計されています。
一方、先ほどのUUUMの決算資料では、インターネット広告のうち、動画の広告市場の規模について、2019年:2,312億→2022年:4,187億(81.1%UP)と推計されていました。
資料の出所が違うので厳密性には欠けますが、この2つの推計資料をベースに推計すると、
2019年:動画以外のインターネット広告=1兆4,864億、動画広告=2,312億
2022年:動画以外のインターネット広告=1兆9,640億、動画広告=4,187億
となります。
つまり、動画広告の伸びが圧倒的に大きいのは間違いないものの、その他のインターネット広告もまだまだ大きく伸びるだろうという仮説が立てられます。
ネットビジネスとして何を選ぶべきか?【ブログ?YouTube?SNS?】
動画はもちろん、それ以外もまだまだいける
ここまでの話をまとめると、
- 動画広告の伸びは非常に大きいため、YouTube参入は魅力的。
- ただし、インターネット広告費全体もまだまだ伸びるため、ブログやSNSを活かしたビジネスも十分に稼げる余地あり。
ということになりますね。
なお、今後5Gが導入されることで通信速度が激変します。
それによって動画へのシフトが一層進むことになれば、インターネット広告市場の内訳は上の推計以上に変わってくる(=動画の伸びが一気に進む)可能性があるということは押さえておく必要があるでしょう。
ミックス戦略がオススメ
以上の前提を踏まえた上で、何をやるのがいいの?という話ですが、個人的には各メディアの併用が一番強いと思っています。
例えば、ブログで文字情報を見るのが面倒なので動画で聞こうという人は増えるかもしれませんが、例えば僕が書いている「公務員試験」みたいな資格・教育系のテーマは引き続き文字ニーズが高いことが想定されます。
また、何かの商品を買ってもらう場合(=アフィリエイト)であれば、動画で示すのが効果的なものもある一方、物によっては(値段が高い物など)、より緻密な比較がしたいということでやはり文字情報で確かめたい人は必ず存在します。
よって、
動画やSNSで色々と発信して集客をしながら、何か商品を買ってほしい場合はブログに誘導する。
とか、
ブログをしっかり構築してから、自分が売りたい商品(何らかのノウハウやら教材DVDなど)を販売する際に動画を用いる。
のようなミックス戦略によって大きな相乗効果(売上UP)が望めます。
一つずつやっていくこと
一方、ここで一つ重要な点があります。
ミックス戦略と言っても、いきなりいくつも同時に始めるのはご法度です。
その場合、必ず中途半端に終わります。
ブログならブログ、SNSならSNS、動画なら動画と戦略を決めて、その案件で月10万円(少なくとも3万円程度)まで続けた上で他に移っていくというのが王道です。
→ただし、動画を選んだけどまるで向いていないということなら、早めにブログに切り替えてそこで10万円を狙うみたいなのはOKです。
一つで大きく成果を出すと、他のもので成果を出すコツはなんとなく分かってきますため、効率も圧倒的に高くなります。
(僕は現時点ではブログをメインでやってますが、YouTubeもSNSも本気を出せば大丈夫だろうと感じます。あとは優先順位の問題です。)
まず一つをしっかりと物にすること。
それから他に移っていきましょう。
ちなみにですが、ブログだろうがSNSだろうがYouTubeだろうが、今後もそれぞれ単体で10万20万というのは全然稼げます。
ミックス戦略というのは、かなり大きいところを目指す(月数百万円とか1000万円以上とか)際に重要になるものと考えておけば間違いありません。
まとめ【好きなことから始めよう】
ここまで書いてきた通り、動画はもちろんですが、それ以外のインターネット市場のパイもまだまだ大きくなることが想定されます。
よって、何かを始めるに当たり、YouTubeにばかりこだわる必要は一切ありません。(ただし、動画の伸びが大きい点は押さえておきましょう)
最も重要なのは、好きなことから始めて継続することです。
どのインターネットビジネスであっても、月10万円を自力で稼ぐとなれば、半年とか1年の継続は必須になってきます。
文字を書きたくて仕方ないのに、広告市場規模を気にして動画から始めるというのでは、継続性の観点からも良い戦略とは言えません。
好きなことから始め、まずはそれで一人前になる。
月10万を達成できればその先の展開は圧倒的に容易になります。
(独立は考えず、あくまで副業形態を取りたい方にとっては、月10万は十分すぎると言ってもいいでしょう→その場合なら1案件だけでも十分OK)
ただし、新規でビジネスを開始するのであれば、インターネットを絡めるのはほぼ必須だということも押さえておきましょう。
(リアルビジネスであってもネットを活用するのは必須です→ちなみに僕の地元で爆売れしているうどん屋さんはLINE@をかなり効果的に使っています)
さて、最後にUUUMの決算書に戻ります。
以下の通り、中国の個人経済圏の市場規模の大きさを踏まえ、今後は一層個人の市場が大きくなるであろうことが述べられています。
この資料の通り、今後は自分が好きなことをして稼いでいくことのできる社会基盤が一層整っていくでしょう。
会社が楽しくて仕方がないのであれば問題ないですが、何らかの不満を持ち、自由に生きたいと望むのであればまさに絶好の時代にいると言えます。
小さな副業という形からスタートした場合でも、そこには大きな可能性があります。
今回の話を参考にぜひ行動を始めていただければと思います。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!