こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、退職を考えている公務員の方向けに、公務員を辞めて1年半経つ筆者が、公務員を辞めて良かったこと、後悔したことなどをテーマに書いてみます。
本記事の内容
- 公務員を辞めて良かったこと
- 公務員を辞めて後悔したこと、大変だったこと
- 独立志向の方へアドバイス
なお、僕自身は公務員退職後にフリー(ブロガー)になり、現在は退職前の収入を超えることができています。そんな自身の実体験に基づいて書いています。
公務員を辞めて良かったこと
【その1】全て自由で好き勝手にやれる
プロフィールにも書いていますが、僕の人生において最も重要な要素の一つが「自由」です。
しかし公務員は前例や慣例などの「形式」にとにかく縛られます。(それは、法律や規則とも違う非常に曖昧なものです)
僕はこの形式主義による不自由さが嫌でした。
独立した今は、もちろんそういったものに縛られることは一切ありません。
全てが自由です。
しかし自由だからこそ、食べていくためには常に頭を使い続け、常に前例を打ち破る努力をしていかなければなりません。
現状維持は衰退を意味します。
それを大変なことと捉える方もいるかもしれませんが、この点は、自由と引き換えに必ず要求されるものです。
どちらにしても、僕が最も重要視していた「自由」が、退職で完璧に達成されたのは間違いなく、この点は非常に満足しています。
【その2】子どもと向き合う時間の質が高まった
公務員を辞めたことで、明らかに子育ての質が上がりました。(娘は退職当時1歳、現在3歳)
とはいえ、僕の場合平日は結構遅くまで仕事をしているので、長い時間子育てにかかわっているのかと言えばそうでもありません。
時間(量)ではなく、自身の精神面が充実したことで、子どもと向き合う時間の質が高まったということです。(それは「自由」と「責任」を得たことに伴うものが大きいです)
公務員時代は、「この仕事は本当に一生を捧げてやるべきことなのか?」といったことに常に苛まれており、子育ての時間の集中度(例えば子どもから何かを学ぶとか、子どもと一緒にいる時間に心からの幸せを感じるとか)は非常に低かったです。
それは、僕にとっても子どもにとっても決して良いものではなかったと思います。
一方で公務員を退職した後は、自身の成長と子どもの成長をリンクさせながら相乗的に子育てを楽しむことができています。
例えば、
- もの凄い勢いで成長する子どもに負けないよう、自身も成長し続けようというモチベーションを得る
- 子どもの成長をしっかり観察し、自身の成長のヒントを学ぶ
- 将来子どもがより大きく成長するために、親として何ができるのかを真剣に考える
こうした視点は、公務員時代には全くなかったとまでは言いませんが、今に比べればかなり希薄だったものです。
そして色々やってきた結果として言えるのは、自分が夢に向かって邁進する背中を見せ続けることは子どもの将来にとって非常に大きな影響を及ぼすだろうということです。(特に3歳を過ぎてから)
その点、僕の天職ではなかった公務員を続ける限りにおいて達成は絶対に不可能だったため、思い切って決断をして良かったと感じています。
【その3】無限に収入が増えうる
公務員の給料が安定していると言っても、30〜40代で年収1000万を稼ぐことはまずできません。(官僚なら激務前提で可能ですが)
一方、フリーなら収入の可能性は無限大です。
実際、僕も1年程度で公務員時代の収入に追いつきましたし、また今後さらに大きく収入を増やす算段もあります。
またフリーになったからこそ分かりますが、それこそ20代で年収1千万なんて人もうじゃうじゃいますし、1億稼いでいる方も珍しくありません。(流石に20代で年収1億という方はそう多くはないと思いますが)
当然、その道筋はラクではありませんが、とんでもなく非現実的なものでもありません。
それは、正しいやり方で切磋琢磨した延長線上にあるものです。
一方で公務員の場合、どんなに切磋琢磨しても出世や報酬で大きな差はつきません。(差がついても40後半とか50歳頃になってようやくです)
お金や出世のためではなく住民のためにやってるんだとか、いくら綺麗事を並べようとも、やった努力が見える形で示されなければやりがいに繋がらないと僕は思います。(これは性格次第だと思いますが)
公務員を辞めて後悔したこと
一切ありません
公務員を辞めて後悔したことは一切ありません。
「自由」という一番の目的が達成されたわけですから、後悔なんてあるはずがないです。
また、辞めたタイミングについて言えば、僕は世界のあらゆる物事はその時にふさわしいタイミングで起こっていて、何ら無駄はないという考え方ですので、やはりベストだったのだろうと考えています。
というよりも、独立を志向する方であれば、過去を振り返るタイプだと厳しいです。(これは訓練で変えられますが)
公務員を辞めて大変だったこと
後悔はありませんが、大変だったことはあります。
それは、収入が安定するまでの数ヶ月、試行錯誤を繰り返し続けながらブログと向き合う時間は孤独であり不安であったということです。
この試行錯誤・孤独・不安というのは、独立した立場である限り一生消えることはありません。(まさに今現在もそれはあります)
しかし、その度合いが特に強いのは、公務員時との収入格差の大きな初期段階にあると言えます。
なんだかんだでお金が精神面に及ぼす影響は重大だということです。
僕の場合、一番最初の段階でメンターから「考え方」を徹底的に学び、その後は別のメンターから「ブログのスキル」を学びました。
そのため、地道に継続をすれば必ず大丈夫だという将来的な確信はありましたが、やはりお金が入らないことが時に大きな不安に繋がっていたのも事実です。
この点は経験しないとなかなか分からない部分かなとは思います。
独立志向の方へアドバイス
やめるタイミングについて
独立志向の方へのアドバイスということで、まずはやめるタイミングについて。
先ほど書いたように、フリーになると必ず一定期間は稼げない時期が続くため、それが不安に直結します。
そのため、一定の収入を得ることができるようになってから公務員を辞めるのが、精神的には最もゆとりがあると思います。(一定の貯金でもいいのですが、貯金もやはり目減りしていくと不安につながるためこちらは次点扱い)
一方で、ゆとりが無い極限状態だからそれだけに必死になれるという側面もあります。
両者を経験したわけではないのでどっちが良いかは断言できませんが、貯金額や共働きの状況、または気質などをトータルで勘案し、個別に判断すべきですね。
(無難なアドバイスをするとすれば、一定程度稼げる見通しがついてから辞めるのがいいということになります)
必要な考え方について
次に、独立するために必要な考え方についてです。
もし、「フリーになって何ヶ月くらいやれば収入がどれくらいになり、その後は仕事をしなくても安泰か?」
といったように、確実な答えを求めている(そして、それが存在すると思っている)場合は、あまりフリーとか起業には向いていないように思います。
もしそのような考え方であれば、むしろ副業収入を増やすことで、本業は休みもしっかり取りながら適当にこなしていく(適当にと言いつつ、副業で稼ぐ能力がつく分成果は間違いなく上がります)というスタンスのほうが人生は充実するでしょう。
フリーになって数十万円を稼ぐというのは正直誰でもできます。
しかし、永遠不変でその収入が維持できるかなど誰にも分かりません。
リアルの世界の公務員ですら、人口減少やAIの登場で今後数十年で安泰などとはとても言えない状況になっています。(今後30年40年と公務員が安泰だと考えている人がいるとすれば、完全に頭の中がお花畑状態です)
つまり、環境変化は常に起こり続けるものであるということを前提に置いた上で、自分が学び続け、また切磋琢磨し続けるという覚悟がないのであれば、あまり独立向きではないと思います。(逆に言えばその覚悟さえあれば絶対にやっていけます)
おわりに
以上、僕が公務員をやめてブロガーとなった経験に基づき、ざっくばらんに書いてみました。
なんだかんだでまとめると、
自分がやりたいように生きたほうがいい
ということです。
公務員をやめたら食えないなんてのは幻想です。
食えない人もいるでしょうが、それはよほど戦略や戦術にズレがある場合です。
そしてそれは、自分で全てをやろうとした場合に起きる可能性が高まります。
そうならば、自分が叶えたいと思っている夢を叶えている先人を見つけ、その人を必死に真似ていけば必ず結果は出せます。
なお、もし独立を考えている場合、周りに相談するのだけはやめましょう。(相談するなら既に夢を叶えている人に相談しましょう)
というのも、あなたが公務員を選んでいる時点で、相談できる周りの方もそういった安定志向の方が多い可能性が高く、相談してもほぼ確実に反対されるからです。
決断さえしてしまえば、あとは絶対になんとかなります。(→気合・根性という意味ではなく、既に夢を叶えている人に学ぶなど、きちんとした戦略を踏まえるのは必須)
要は覚悟の問題だけです。
以上、もし踏ん切りがつかない方への参考になれば幸いです。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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