こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!
今日のテーマは「公務員を退職するタイミング」です。
LINE@で公務員をやめたいという相談を多く受けるのですが、今回は辞めるタイミングについて話をしていきたいと思います。
本記事の内容
- 公務員をやめるなら確実に早いほうがいい
- 理由1:転職市場は公務員に厳しい
- 理由2:成果を出すための時間の自由が得られる
- 理由3:環境が固定化し、辞めたくても辞められなくなる
- 30歳を過ぎて辞めた僕がうまくいった理由
ちなみに僕は30歳を過ぎてから県庁を退職し、現在はなんとか一定の成果(公務員関連ブログとしてはおそらく日本トップのアクセス、公務員時代を超える収入)を出しています。
僕の場合、退職が遅かった割に結果を出せていると思いますが、これは僕が環境に恵まれていたからだよ(本当なら早く辞めたほうがいいよ)という点についても書いていきます。
公務員を辞めるなら確実に早いほうがいい
まず結論から言うと、辞めたいならさっさと辞めましょう。
早ければ早いほうがいいです。
それには3つの理由があります。
早く辞めたほうがいい理由1:転職市場は公務員に厳しい
早く辞めたほうがいい1つ目の理由は、転職市場は公務員に厳しいからです。
公務員は民間に比べ「使えない」と考えられています。
実際、銀行にも出向経験があるので分かりますが、余程優秀な部類の公務員でない限り、民間では通用しないケースがほとんどだと言えます。
特に、成果(数字)を重視し、そこから逆算する思考において大きく劣ります。
これは文化の違いなのでやむを得ない部分はありますが、冷徹な事実です。
当然ながらそんなことは民間側も百も承知です。
だからこそ、完全に公務員の習慣に染まってしまった人を採用したいとは思いません。
ただし、若いうちであれば十分に再教育が可能ですから、民間側のハードルも大きく下がります。
具体的に言うと、25歳くらいの第二新卒レベルまでなら、公務員という不利はそこまで大きく受けなくて済みます。
遅くとも20代のうちに辞めて次の職場を狙うのが賢明な判断です。
ずるずる伸びて、30代になってからだと非常に厳しい(転職先がかなり限定される)と思っておきましょう。
このあたりのリアルは以下の記事(民間に転職成功した後輩に聞いた話)にも詳しいのでぜひご覧になってみてください。
早く辞めたほうがいい理由2:成果を出すための時間の自由を得られる
早く辞めたほうがいい2つ目の理由は、成果を出すための時間の自由を得られるという点です。
これは転職というよりも、独立して大きな成功を狙っている方にとって非常に重要なポイントです。
年をとると、結婚したり、子どもができたりする可能性が高まります。
また、親も年をとり、場合によっては介護が必要になることもあるでしょう。
こうなると、家庭や介護に時間を割かねばならなくなります。
もし、「公務員を辞めて自立して経済的自由を手に入れるんだ!」と考えた場合、そのために最も重要となるのは時間です。
本気で成功したいなら、1日の80%の時間を第一優先の目標(例えば経済的目標)、15%の時間を第二優先の目標(例えば家族の目標)、5%の第三優先の目標(例えば健康面の目標)に使っていく必要があります。
(→これを毎日徹底できれば、フリーの状態から遅くとも1年以内に公務員以上の収入を狙えるでしょう)
しかし、もし家庭があり、子どももいる中、収入0で80%の時間を成功するための作業に使えるか?と言えば、無理だとは言いませんが奥さんの相当な理解(収入面や子育て面のサポート)が必要になるでしょう。
一方で、独身で若いうちなら、親のところに戻るなどして家賃・食費をほぼ0にすれば、当面収入がなくても問題ないですし、十分な時間も確保できます。
また、それが嫌なら新聞配達なり治験なりのバイトでもやれば、十分な時間を確保しつつ、アパートを借りて生きていくのも十分可能です。
僕のメンターで80億円以上をコピーライティングで稼いだ方が言っていたのですが、経済的自由を目指すなら20代独身のスタートがベストとのことです。
例えばその方の場合、20代で経済的自由を目指すと決め、当時の彼女とも別れ、24時間自分のメンターの音声を流しっぱなしにするなど時間をフルに使って経済的自由を達成したのですが、これは彼女がいたり、まして家庭を持っていたら無理だったろうと語っていました。
時間を優先順位の高いものに集中して使うのは、成功する上で最も重要なことの一つですが、年をとるほどに、この時間を確保するのは難しくなるということを押さえておきましょう。
早く辞めたほうがいい理由3:環境が固定化し辞めたくとも辞めれなくなる
早く辞めたほうがいい3つ目の理由は、年をとるごとに環境が固定化してしまうという点です。
年が経つにつれ、仕事のやり方も分かってきて(公務員は定期的に異動がありますが、仕事の流れは概ね同じです)、付き合う人たちも同じような人たちになってきます。
結婚し、子どもができ、家を建てたりすれば、ほぼ完全に環境は固定化します。
こうなると、自分が本心では辞めたいと思っていようが、辞めることは難しくなります。
30代を超えると99%以上の人の人生は変わらないと言われます。
それは上記のようなイベントが終了し、環境が変わる機会がなくなるからです。
人が変わるために必要なのは環境変化です。
自力で人生を変えるというのはほぼ無理です。
人生の様々なイベントが終了して環境が固定化していく前の身軽な状態(20代・独身など)であれば、退職するハードルはかなり低いということです。
30歳を過ぎて辞めた僕がうまくいった理由
僕が退職したのは32歳の時です。
家を建てて35年ローンを組んだその年、しかも子どがようやく2歳になるという状況下で辞めています。
僕の場合、天職とは思えずいずれ辞めたいと思っていたのですが、新たな部署への異動、子どもが病気をしたことなどが重なって(=理由3で書いた環境変化)、このタイミングしかないと踏ん切りを付けました。
最終的には僕自身が決断したことですが、結局のところ一番大きかったのは、妻が公務員であるということ、また、彼女の理解があったからです。
→妻は、色んな友人から「そんなの私なら絶対に許さないのに」と言われたそうです(笑)
つまり、僕は辞めれるだけの「偶然的な」要素があったということです。
もし、今20代独身で辞めたいと思っている方が、僕のようにいずれ辞めようと考えていたとしても、その時に家庭などを持っているとそううまく行かないということは頭に入れておく必要があります。
おわりに
公務員を辞めたいと思う理由は色々あると思いますが、3ヶ月やってこれは向いてないなと思ったのであれば、ぶっちゃけそれが好転することはほぼありません。
→どんな物事でも、真剣に3ヶ月取り組めば、向き不向きは分かります。
それでも我慢して続けていれば、いずれ慣れることはできるかもしれません。
しかし、人生の終わりから逆算した際に、それで満足した人生だったと思えるでしょうか。
人生の終わりの際に、「あの時我慢して乗り越えたから、それなりに平和で安定した人生を送れたんだ」と思う自分が一番の理想だと思うなら、当面我慢して仕事を続けたほうが良いでしょう。
しかし、「あの時どうして辞める決断をしなかったんだ」ということが、死ぬ間際に心残りになるという確信があるなら、さっさと辞める決断をしたほうが良いでしょう。
極端なことを言えば、今の日本で餓死する可能性はほぼありません。
コンビニなど、単純労働系はどこも人手不足ですから、そこで月10万も稼げれば余裕で生きていけます。
そういう人生は望んでいないかもしれませんが、要は、いくらでもチャレンジ可能な環境だということです。
たった一度しかない人生です。
死ぬ際に後悔するくらいならさっさと決断することをオススメします。
今回も貴重なお時間の中で最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!
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