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年収億越え成功者に学ぶ確率の法則!プロのギャンブラーと素人の違いとは?

こんにちは、元公務員のシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、僕が公私ともに圧倒的な成功をしている方(経済面については年収で億を超えるレベル)から学んだ知識に関する内容の第4回目です。(過去記事は以下リンクより)

 

前回の第3回目では、時代が変わったとしても世界共通の変わらないルールである「法則」(=法則を利用して人生を変えていくことが最も効果的)のうち、二つ目の法則として「天秤の法則」について、宝くじに当たった人が99%不幸になるという話に触れながら書いてきました。

 

前回の概要は以下です。

【法則2=天秤の法則について】

  • 天秤の法則とは、自分が与えた価値と受け取った価値が等しくなるというもの
  • つまり、長期的に大きな成功や富を得たければ、周りの人々に対して大きな価値を与えていく(役に立つ)ということに尽きる
  • ギャンブル(宝くじ含む)で大きな富を得た場合、この法則に反する(=価値を与えていないにもかかわらず、大きな価値を受け取る)ため、長期的に見ればその天秤が必ず釣り合う方向に進む(=受け取ったものを失うことで天秤が釣り合う)

要は、何をするにしても、「人のお役に立つのか?」というところにフォーカスしてやっていきましょうということですね。

至極真っ当、シンプルな話だからこそ強く肝に銘じておきたい話です。

 

そして、今回は三つ目の法則=確率の法則について書いていきます。

興味がある方は是非ご覧ください。




法則その3=確率の法則の結論

まず、今回取り上げる確率の法則に関する結論から書きます。

  • 確率の法則とは、全ては確率にすぎず、確定した未来は存在していないということ
  • 確定した未来が存在しないということは、こうやったらうまくいくという答えはないということ=やってみないと分からない
  • 日本人は「答え」を導き出すという教育で育っているため、こうすればこうなるという正解を求めようとするが、そんなものはない
  • 経営や投資の成功者は皆確率論で成功をしている(=仮説を立て、実行し、検証し、改善し、また仮説を立ての繰り返し。これを繰り返す中で仮説の精度を上げていく)

以下で詳しく解説をしていきます。

 

確率の法則

確率の法則とは、

全ては確率であり、確定した未来は存在していない。あるのは可能性だけ。

という法則です。

 

最先端の物理学である「量子論」はこの確率論に基づいています。

 

「量子論」というのはとにかく小さな小さな単位(原子とか分子とか)を研究する学問です。

 

例えば、車のような大きな物体については、「こういう条件でこういう力を加えたら車はここに移動する」といったルールがある(つまり事前に完全に結果が予測できる=決定論)わけですが、「量子」という小さなレベルになるとそのルールが全く通用しなくなります。

ある量子がどこにあるのかということは完全に予測出来ず、それは実際に観測をしないと明らかにならないのです。(=確率論)

 

相対性理論で有名なアインシュタインは、

神はサイコロを振らない

という有名な言葉を残しており、彼は、量子の動きも当然ルールが決められているはずだということを主張したのですが、現在このアインシュタインの考えは誤りであったということになっています。

 

つまり、量子の世界では神はサイコロを振るわけです。

この辺の話に興味がある方は、二重スリット実験とか、シュレディンガーの猫とかをネットで検索するとすごく面白いですよ。




確率の法則を踏まえ、どのような意思決定をするべきか?

世の中に正しい答えなどない↔︎日本人は答えがあると思ってしまっている

全ては確率であり、確定した未来は存在していない。あるのは可能性だけ

ということですから、こうすれば確実に上手くいくという答えは存在しないということになります。

 

しかし日本人は「解があってそれを導き出す」という教育を受けてしまっているため、確率論的な考えを取ることが苦手です。

 

この世の中には何か正しい答えが存在していると信じ込んでしまっており、一生正しい答えを教えてくれる先生を探し続けるといった罠にハマってしまいがちです。

(とにかく答えを求めて本を読み続ける方とか、自分探しの旅に出る方とか、色々なセミナーに参加し続けるセミナー難民の方などもまさにこの罠にハマっています)

 

とにかくやってみるしかない!橋は作りながら渡れ!

しかし、確定した未来が存在しない以上、やってみないと分からないわけです。

 

「勉強してから投資をする」とか「勉強してから経営者になる」とか言う人がいますが、こういう人が投資や経営で成功することは絶対にありません。

結局は、失敗をするのが怖いから、確実に勝てるところに投資しようとか、確実にうまくいく方法を見つけてから起業しようとか考えているわけですが、「確実に」なんていう事柄はこの世に存在しません。

 

橋を完成させてから渡るのではなく、橋を作りながら渡る。

つまり、実際にやってみて、失敗をしながら徐々に改善させていくというプロセスを繰り返しす中で成功する確率を徐々に上げていく、それしかないということです。

 

プロのギャンブラーは確率に基づく期待値で勝負をする

確率について考える良い例として、プロのギャンブラーと素人の考え方の違いを取り上げます。

 

例えば、

100万円を賭けて、コインの表が出たら250万円もらえ、裏が出たら0になるというゲーム

があったとします。

 

素人の場合はほぼ確実にやらないでしょう。

なぜなら1/2で100万円が0円になってしまうという、失う面を過剰評価するからです。

ほぼ確実に勝つゲームでなければやろうとしません。(しかし、そもそもそんな案件はありません)

 

プロの場合であれば、このゲームはやる価値が十分にあると判断します。

というのは、プロは「期待値」を見るからです。

 

上記の案件の期待値は、

1/2(表の出る確率)×250万円(表が出た際の期待収益)+1/2(裏の出る確率)×0万円(裏が出た際の期待収益)=125万円となります。

つまり、100万円で125万円が期待できるゲームであるということです。

 

もちろん「短期(例えば1回)」で見れば1/2の確率で0円になるわけですが、これが長期になればなるほど(例えば資金が1億あって、こういった期待値の高い案件を見抜いて賭け続ける)、ほぼ確実に資産は増えていくということになります。

 

我々の人生は短期ではなく長期戦です。

投資をやるにしても事業をやるにしても、こうした視点を持って意思決定を繰り返していけば、長期では必ず勝てるということです。

(逆に、失うことを恐れて何の意思決定もしなければ、勝つこともなければ負けることもないということです)




確率の法則に基づき人生でPDCAを回し続ける

PDCAサイクルは、ビジネスでは基本中の基本として出てくる話ですが、まさに人生もこれの繰り返しです。

 

P(Plan)で仮説を立て、D(Do)で実行し、C(Check)で検証し、A(Act)で改善をする。

そしてまたPへ・・・

 

しかし、頭で分かっているのと実際に出来るのでは決定的な違いがあります。

 

最初にも書いた通り、日本人は答えがあることを前提に考えます。

Pの時点で完璧なものや出来るだけ失敗しないものはないかと模索する、Pばかりに時間をかけてDをいつまで経ってもやらないというのが多くの日本人の思考パターンということになります。

 

しかし、確率の法則でいけば、そもそも確実な正解などないわけですから、仮説を立ててとりあえずやってみるしかないということになります。

 

そして検証と改善をしながら、徐々に仮説の精度を上げていき、まさに先ほどのギャンブラーの例のように、期待値の高いゲームの判断ができるようにする。

その上で期待値の高いゲームばかりを繰り返していけば必ず成功していくということです。

 

まとめ

  • 確率の法則とは、全ては確率にすぎず、確定した未来は存在していないということ
  • 確定した未来が存在しないということは、こうやったらうまくいくという答えはないということ=やってみないと分からない
  • 日本人は「答え」を導き出すという教育で育っているため、こうすればこうなるという正解を求めようとするが、そんなものはない
  • 経営や投資の成功者は皆確率論で成功をしている(=仮説を立て、実行し、検証し、改善し、また仮説を立ての繰り返し。これを繰り返す中で仮説の精度を上げていく)

 

とにかくやってみる、やりながら考える

これが今回の結論ですね。

 

この辺の話は、個人投資家として圧倒的な成功をしている与沢翼氏も全く同じようなことを言っていますので興味があればそちらをご覧ください。

 

僕自身も、公務員を退職してからはとにかくやってみるを繰り返し、そして失敗もしながら徐々に成果が出て、今後のビジョンにも確信を深めてきたということがありますが、一方で公務員時代はまさに失敗を恐れる体質でした。(僕だけでなく、組織全体が失敗を恐れていました)

 

しかし、いざ外の世界に出てみると、大きく成功をしている人はだいたい「とりあえずやってみた」から失敗を繰り返しながらやってきた人ばかりであり、出来るだけ失敗をしないようにというのは、こと成功を目指す上では最も無意味な考え方の一つであることを実感しています。

(凄く無難に、上下ない人生を生きる場合にはいいのかもしれませんが)

 

とにかく失敗しないようにとか、事前に何でも勉強することから始めようとするとかいう方であれば、今回のお話を是非腑に落としていただけるとお役に立つのではないかなと思います。

 

 

さて、ここまで3つの法則(縁起、天秤、確率)について取り上げてきました。

 

一番最初の記事で、「法則」は時代が変わっても変わらない世界のどこでも通用するルールであり、これに沿って意思決定をすることが成功をスムーズにする鍵だというお話をしましたが、これで法則のお話はおしまいです。

ぜひ過去3回の中でピンと来た法則があれば、その記事は何度も内容を読んでいただいて、すぐにでも法則に基づく意思決定を始めていただければと思います。

 

次回からは「法則」というルールの上に位置する「考え方」について取り上げます。

人は「考え方」が80%、「知識・技能」が16%、「行動」が4%で構成されているため、そもそものルールである「法則」に次いで重要なものが「考え方」ということになります。

 

「考え方」の重要性を示したものとして、実業界においても多くのファンがいる、ナポレオン=ヒル著「思考は現実化する」などは特に有名ですね。

 

興味がありましたら是非次回もご覧ください。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>次の記事(考え方その1)はこちらです。

POSTED COMMENT

  1. 白石丈 より:

    貴重なお話、本当に感謝しています。

    あなたにはもちろんのこと、是非ともあなたがメンターにしている年収億越えの人と、
    実際に会ってお話がしたいものです。

    縁起の法則:この世の事は、関係性が全て。人間関係で全てが決まる。億万長者になるには、1秒でも長く億万長者と一緒に過すこと。
    天秤の法則:この世は、与えたものと同等の対価が帰って来る仕組みになっている。億万長者になりたければ、他の人をまず億万長者にしてあげること。
    確率の法則:この世に、絶対に正しいものは無い。だからこそ、即決断、即行動、即評価、即改善の繰り返しが重要。

    ということでしょうか?人生の重要な決断から、日常の些細なことまで、この3つの法則を、自分と周りの人の幸せのために、
    活かします!

    • シュン より:

      白石さま

      コメントいただきまして、心から感謝いたします。
      最近いただいたコメントの中で最も嬉しいコメントでした。書いた甲斐がありました。

      そして、各法則をまとめていただきありがとうございます。
      本当に素晴らしく、感激しています。

      1点、天秤の法則についてのみ、相手を億万長者にしてあげるとまでの志はなかなか難しいのかなと思います(笑)もちろんそれが理想ですが。

      価値を与えるという点についてさらに細かくお話をしますと、多くの人に少量の価値でも良く、また少ない人に大きな価値でも良いということです。

      例えば、夫婦の方であれば、自分の旦那さんや奥さんに全力で尽くすということも含まれます。

      成功者になればなるほどよく言うのが、とにかく与えて与えて与えまくるということです。
      これは皆さん徹底しています。

      ただその際に、全員に対し平等に与え続けるのは無理です。やはり時間は有限ですから人も選ぶ(自分の中での優先順位をつける)ことが必要になります。
      単なる自己犠牲にならないために、この点は前提として押さえるべき点ではあります。

      ぜひ3つの法則について腑に落とし込んでご活用いただければ幸いです。