こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
前回、「成功者に学ぶ人生を変える3つの勉強法」という記事で、公私ともに圧倒的な成功をしている方(経済面については年収で億を超えるレベル)から学んだ知識について、以下のようなことを書きました。
【人生を変える3つの勉強法】
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今回は前回の続きということで、理想の人生を実現していくに当たり、「出来る」レベルまで体に落とし込むことが重要な「法則」について書いて行きたいと思います。
「法則」について
法則=時代が変わっても変わらないルールのこと
そもそも法則とはなんぞや?という話ですが、簡単に言えば、時代が変わったとしても世界共通で変わらないルールのことです。
例えば、地球上においては「万有引力の法則」が働いており、地球上のどこにいても物を持って手を放せば、物は下に落ちます。
引力を利用して(揚力を発生させて)飛行機のように飛ぶことは出来ますが、引力に戦いを挑もうとして自作の羽根を作り、頑張って羽根を羽ばたきながら崖から飛び降りたとすればその結果は言わずもがなですよね。
つまり、法則に逆らうと人間は100%負けるということです。
これと同じように、成功をするためには成功をするための法則があり、その法則をしっかり押さえずに自力で懸命に頑張ったとしても成功は難しいということになります。
成功をしたいのであればこの法則を優先して身につけ(無意識でも法則に従って意思決定ができるようになること)利用をしていくことが重要です。
具体的な3つの法則
法則については以下の3つを取り上げます。
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それぞれ別個に記事にしていきます。
今回はこの中で最も重要な法則である「縁起」について取り上げます。
縁起とは宗教(仏教)用語ですが、別にスピリチュアルな話ではありません。
法則その1=縁起の結論
まず、今回取り上げる法則(=縁起)に関する結論から書きます。
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以下で詳しく解説をしていきます。
縁起について
人生は周りとの関係によって起こる
「縁起」というのは釈迦が悟った教えとして有名です。
〈此有るが故に彼有り。此無きが故に彼無し〉あるいは〈此生ずるが故に彼生ず。此滅するが故に彼滅す〉 |
と規定されます。
簡単に言えば、この世界の全ての物事は、周りとの関係(縁)によって起こるということです。
「自分の年収は、時間を最も多く一緒に過ごしている上位10人の平均になる」という話を聞いたことがある人も多いかもしれません。
これはまさに縁起について示しています。
そして、残念ながらこれに例外はありません。
時間を最も多く過ごしている人たちと似たような結果になり、似たような年収になります。
結果を出したければ環境と人間関係を変えること
法則には逆らうべきではなく利用をするべきだということを最初に書きました。
つまり、成果を残したい、夢を叶えたい、成功をしたいということであれば、縁起の法則に従い「環境を変えて人間関係を変える」ということに尽きるということです。
これは、ある意味で自己啓発の全てと言っても過言ではなく、このことが頭に叩き込まれていて、ステージに応じてこの力を利用していける人は確実に成功できますし、逆に、環境も人間関係も変えず自力のみで頑張ろうとする人は成功できません。
人は、自力を過信します。
情報を集める、勉強をする、気合・根性を発揮する、意思の力、正しい選択や決断、さらなる努力など、環境や人間関係を変えずとも、自力で色々と頑張れば成功できるのではないかと思ってしまいがちですが、これは幻想です。
物事が関係に依存するというのが法則である以上、そこに逆らうのは無謀だということです。
自分が努力をして結果を出せば人生が変わり環境や人間関係が変わるのではなく、環境や人間関係が変わるから結果が変わって人生が変わるということです。
この点は非常に重要です。
補足
人間関係を変えるというのは、直接面と向かって会う人間関係を変えることだけに限りません。
例えばですが、facebookのグループでやり取りをする、youtubeの動画で学ぶ、skypeで通話をするなど、仮想空間上であっても人間関係を変えているということになります。(そういう意味では最高の時代だと思います)
もちろん学びの効果としては、直接面と向かって学ぶほうが、自分の感情が大きく動くためにその効果も大きい(参照:成功者に学ぶ人生を変える3つの勉強法)ということにはなりますが、決して「直接」に縛られる必要はないということも押さえておきましょう。
どうして関係性がそんなに重要なのか?
結果を作るのは思考=考え方であり、それは人間関係に影響されるから
結果を作るのは思考(=考え方)です。
(ナポレオン・ヒルの著作「思考が現実化する」は非常に有名ですが、これは厳然たる事実です。まさに思考は現実化します。)
成功者がどうして成功をしたのかと言えば、それはその考え方に要因があります。
ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット、ジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグ、孫正義、イチロー、本田圭佑、大谷翔平、羽生善治・・・、彼らは根本的な考え方が普通の人とは異なるからこそ、普通でない行動をし、普通ではない結果を出しています。
つまり、これから成功したいのであれば(そして今成功をしていないというのであれば)、考え方を変えていく必要があります。
考え方というのは、自分の脳に入ってくる「言葉」で形成されます。(なぜなら、人は「言葉」なしに思考をすることができないからです)
よって、自分の頭に入れる、もしくは自分が発する言葉というものは非常に慎重に選んでいく必要があります。
では、頭に入れる言葉をどのようにコントロールすれば、成功者の考え方に近づいていけるでしょうか?
成功者の著作を読む?
自分で肯定的な言葉を発し続けたり書き続けたりする?
成功者の考え方を口に出して繰り返す?
確かにこういったことも一つの手法ではありますが、結局、人の意思の力などはタカが知れており、それを習慣化するというレベルに持っていくのは簡単な話ではありません。
しかも、いくら自分がそういった努力をしたところで、接する人々が全く同じであれば、結局はそちらの思考や言葉に引きずられていきます。
それではどうすれば良いかと言えば、繰り返しになりますが、縁起の法則に従い、環境・人間関係を変えることです。
自分の理想とする人たちと多く接点を持ち、そういった方が発する言葉や考え方に多く触れる状態にするということです。
そうすれば、自分の聞く言葉が変わり、発する言葉が変わり、思考が変わるので、当然に行動と結果が変わっていきます。
例)成功者と普通の人の考え方の比較
成功者の思考と一般的な思考の傾向を挙げてみると、(もちろん全てが当てはまるわけではないですが)以下のような違いがあります。
(特に成功者の思考については、僕が今回書いていることを直接教わった方はもちろん、実際に様々な成功者の著書等を読んだり話を聞いたりして確信をしているものです)
<成功者の思考>
- 勉強をしてから始めるというのは話にならない、まずはやってみて、やりながら学んでいく
- 失敗は大きな糧であり、失敗を繰り返しながら上達していくもの
- 即断・即決・即行動
- 決断と集中で、やるべきことは絞り、それ以外は捨てる
- 自分の好きなことをやる
- 多くを知っていることよりも、少ないものを出来るようになることを重視する
- 感謝を重視する(愚痴・不平・不満・批判などにスポットを当てない)
- 自己責任
- 原因を未来に求める、未来の理想像を常に追い続けている、過去はほとんど振り返らない
- 情報は質であり、本当に価値のある情報は少ない
<一般的な思考>
- 物事を成功させるための答えがあると思っている
- 失敗をしないようにすることが大切だ
- リスクは出来るだけ取らない方がいい
- 色々なことを知っていること(記憶力)が重要だ
- 学歴はそれなりに重要だ
- 上司の悪口や批判をしながら飲む酒は最高だ
- 原因を過去に求める、よく過去を振り返る
- 多数意見は正しい
もし、一般的な思考に当てはまる部分が多いと感じたのであれば、これを大きく入れ替えていかなければ成功は難しくなります。
30歳を過ぎたらほとんどの人は人生を変えられない?
30歳を過ぎると環境や人間関係が固定化していく
30歳を過ぎてから人生を変えることが出来る人というのは急激に少なくなります。
40歳を過ぎるとかなり絶望的になってきます。
これは、自分を取り巻く関係性が固定化するからです。
人は、小学校・中学校・高校・大学・社会人・結婚・子どもが生まれるといったプロセスでそれぞれ関係性(友人や先生など)が変わります。
30歳くらいまでは、このように自動的に関係性が変わるチャンスが存在しています。
人生は関係性に起因しますから、関係性が変わる=人生が変わるチャンスがあるということになります。
一方、30歳を過ぎて来ると、年功序列をベースにした企業組織の中で似たような同僚・上司と絡み続けていくことになり、また、私生活ではマイホーム・マンションを購入するなど、環境と人間関係の固定化が始まります。
縁起=関係によって物事は起こっているので、関係が固定化すれば人生も固定化していきます。
ここで関係を変えずに(法則に逆らって)、自力(勉強・努力・気合・根性など)で人生を変えようともがき続けたとしても残念ながら人生は変わりません。
短期的に見れば、凄く努力をすれば一時的には大きな結果が出たりもするかもしれません。
しかし、環境と人間関係を変えていないのであれば、10年スパンで見ると間違いなく今と似たようなところに収束します。
よって、ほとんどの人が30歳と40歳では同じような人生を生きるということになります。
40歳と50歳の間も同じです。
むしろ40歳になると30歳に比べてなおさら関係性が固定化しているため、人生を変えるのはほぼ絶望的になってくるということです。
30歳を過ぎて人生を変えたいならどうするか?
上で書いた通り、30歳を超えると、自動的に人間関係が変わる機会がほとんどなくなってきます。
ここから人生を変えたいのであれば、自分から人間関係の卒業式を作っていく(つまり関係性を強制的に変えていく)しかありません。
最初に、自分の年収は「時間を最も多く一緒に過ごしている上位10人の平均年収になる」という話が縁起の法則を示しているということを書きました。
これは、別に年収だけに限りません。
要は自分の人生で成し遂げる成果は、接する時間上位10人の平均に近い成果(年収も含めた)になるということです。
ここで一点、ぜひ取り組んでみてほしいのですが、この1年間で接する時間が長かった人上位10人(旦那さん・奥さん・親・兄弟・友人・同僚・上司など。インターネットやTVなど仮想空間上で接した人も含みます。)を書き出してみてください。
その上位10人の中に、理想とする人、この人みたいになりたいという人がもし1人もいなければ、今後もほぼ100%人生は変わりません。
10年後、自分が望むような人生になっている可能性はほぼありません。
さらに言えば、上位10人の平均ですから、理想とする人が1人だけというのでも弱いです。
数名は欲しいところです。(というかここが理想の人だらけになればなるほどいいわけです)
とにかく、自分の理想とする人たちに囲まれて過ごす時間を1秒でも長くしましょう。
(なお、上位5人と言われたりもしますが、数自体は本質ではありません。また、11番目の人なら全く影響しないかと言えば、当然その影響を0には出来ません。本質としては、長く時間を接している人たちによって人生は形作られているということです)
そのために、一定の年齢を超えたら自ら強制的に人間関係の卒業式を作る(転居・転職・独立起業など環境を強制的に変えていく)しかないということです。
理想でない人と過ごす時間は極力減らそう
成し遂げたい結果や年収などが、過ごした時間上位10人の平均になるということであれば、こうはなりたくないという人と一緒に過ごす時間は極力減らすべきということになります。
例えばそれが身近な上司や同僚であって、付き合いで飲み会に誘われたりする機会があったのであれば、何かしらの理由をつけて断固断るという選択を取るのが最も賢明であるということになります。
少しシビアですが、本気で何かの成果を成し遂げたいというのであれば当然そうしていくべきですし、そういう簡単なことすら出来なければ、大きな成果を成し遂げるのは難しいということになります。
最初の3ヶ月は元の場所に戻りたくなるのが人間
後戻りが出来ないように環境を変えるべし
人生を変えたいと思い、自分の理想の状態を叶えているような人の輪に飛び込んだとしましょう。
その場合、そういった人たちの思考は現状の自分とギャップがあるため、最初は必ず居心地の悪さを感じます。
そして、居心地の良かった以前の人間関係に戻りたくなります。
だからこそ、環境を変えるということが重要になります。
それが、「環境を変えて」人間関係を変えるということです。
具体的には、転居・転職・独立起業をするなど、戻りたくとも戻れない環境に身を置くべしということになります。
いきなり独立となるとスケールの大きい話かもしれませんので(しかし本気で人生を変えたいというなら将来的にこういったことも当然視野に入れる必要があります)、もう少し小さな例を挙げてみます。
例えば本気で痩せたいと思った場合であれば、
- 法則に従うなら、痩せるためには環境と人間関係を変える必要がある(≠自力で明日から毎日食料制限と運動→自力に頼るとまず挫折)
- ジムに入会する(=環境を変える)
- お金を払ったのでもったいないから行くしかない、そして、行ったら運動をするしかないという環境が作られる
- ジムではトレーナーや他の会員との関係が構築される(=縁起)
- 痩せる(=成果)
ということになります。
この場合であれば、ジムにお金を払って入会するというのが環境を変えるということです。
このように、行動をして後に引けない状況を構築しましょう。
そして3ヶ月経てば人は新たな環境に慣れるため、むしろ新たな環境が居心地の良いもの(前の環境が居心地が悪いもの)となります。
こうなれば勝ちです。
まとめ
- 重要な法則(=時代が変わっても適合するルール)の一つとして縁起がある
- 縁起=この世界の全ての物事は、周りとの関係(縁)によって起こるということ
- つまり、人生は周りの環境と人間関係が全て
- 成功をしたければ、成功をしているような(自分が残したいと思う結果を残しているような)人たちと1秒でも多くの時間を過ごすというところに尽きる
- 自力(努力・気合・根性など)で夢が叶うというのは幻想
- 成功をしている人は成功した人と一緒に長く時間を共有をしたということ
- このことを腑に落として、あの人と時間を共有する、あの人と時間を共有しないということを、自らで決めて行動に移していくことが出来れば、人生は思う通りの方向性に進めていくことができる
以上です。
法則について3つ(縁起、天秤、確率)を取り上げると一番最初に書きましたが、その中でも最も重要だと言っていいものがこの縁起です。
これさえキッチリ腑に落とし、実際に実行をして行けば、人生を望むほうに変えていくことができます。
(いや、俺は自力で変えられる、今の会社の人間関係と仕事は最悪だけど、努力しまくって根性出していずれ変わるぞ!と思っている方は、絶対に無理ですので、ぜひともこの話を何度も読んでみてください)
もし今回の話を読んでピンと来た方は、「なるほどね」と思うだけではなく、ぜひ何度も読み込んで脳にインプットし、小さなことからでもいいので環境と人間関係を変えるということを早速実践していただければ幸いです。
次回は、「天秤の法則」について書いていきます。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>次の記事(法則その2)はこちらです。
人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは、
『決意を新たにする』ことだ。
と、大前研一さんも言ってますしね。
自分もこの「付き合う人や環境を変える」は非常に重要視しています。
今回もとても参考になる記事ありがとうございました。
空飯さん、コメントありがとうございます。
いつもながらの深いご意見、こちらこそありがとうございます。
大前氏のこの言葉は、公務員時代は本当に腑に落ちていなかったというところがあります。
(ただ、公務員を辞めるために妻や両親向けに作ったプレゼン資料の最後の締めはこの言葉でしたね笑)
しかし今では心から理解できますし、特に「決意を新たにする」ことの無意味さは本当に痛感します。
いざ何かうまく行かないことがあった時、「うまくいくためには何ができるか?やはり環境を変えるしかないか?どうもそのようだから環境を変えてしまおう」みたいな考え方に移行できているのは自分の成長であるとも感じたりしています。(昔は、今週こそやるぞ!みたいな全く無意味な決意表明の繰り返しでした笑)
こちらこそ、ある意味で今回の話の裏付けとでも言うべき貴重なご意見をくださり心から感謝申し上げます。
引き続きよろしくお願いいたします。