こんにちは、シュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は「投資をする上で絶対に押さえるべき原則」がテーマです。
僕自身、過去に投資(主に株式運用)で2~3百万円は勝っていることもあり、元々投資は非常に大好きな分野でもあるのですが、今回は、公務員退職後に億万長者であるメンター(年収2~3億の方)から本格的に学んだ投資の原則について皆様に詳しくお伝えできればと思います。
原則を知っていれば応用が効きます。
個別案件よりも原則のほうがずっと重要です。
日本人の給与は減っていく可能性が高い(=本気で投資に目を向けていく必要がある)
日本の人口が大幅に減って経済が衰退すれば、民間給与や公務員給与も当然ダウンしていくことが想定
そもそもの話として、投資は興味のある人だけがやっていればいいのかと言えば決してそうではなく、特に今後の日本では、あらゆる人が本気で目を向けておかないとまずいという話からしていきます。
日本の人口は今後大きく減っていきます。
国連の中位推計によれば、2050年に1億1千万人を切り(2018年比▲1,700万人)、2,100年には8,500万人程度(同▲4,200万人)になっていくとされています。
「絶対」という未来はありませんが、絶対に最も近い統計の一つが人口です。
天変地異や紛争でもない限り、ほぼ外れることはありません。
経済=人口(人が増えれば衣食住関連の支出が増える=企業が潤う、その逆も然り)ですので、日本の人口が減れば日本の経済も後退していく、そうなれば民間企業の平均給与も下がっていくと考えるのが素直な見方ということになります。
(もちろん伸びる企業も出てきますが、全体平均として見れば下がっていくということです)
民間の平均給与をベースに算出されている公務員の給与も同様に下がっていくことが想定されます。
給与が減ることを見越せば、投資に目を向けておくに越したことはない
このように、将来的に給与が減っていくことを前提とすれば、早めに投資を開始しておくに越したことはありません。
お金というのはしっかり学んで賢く投資をすれば基本的には増えていくものです。
(もちろんリスクは0にはなりません。しかし、ただ貯金をするという場合であってもリスクは0ではないことに注意する必要があります→後述)
貯金もリスクがある?
今の金利では、貯金をしてもほぼ全くお金は増えませんので、銀行=ただの安全な金庫という意味合いくらいしかありませんが、投資をして減るよりはマシだと考えている人は未だに多いと思います。
ここで、本当にそのまま預けておけばお金は減らないのかという点について考えてみます。
異次元金融緩和という言葉にもある通り、近年日本銀行はまさに異次元のレベルでお金をどんどんと発行してきました。
お金を大量に発行すればお金の価値は下がります。(ダイヤモンドと同様、お金も少ないほうが価値があるということ)
お金の価値が下がるというのはどういうことかと言えば、相対的に物の価値が上がる(=物の値段が上がる)ということに繋がっていきます。(お金と物の価値は表裏一体です)
つまり、将来的には同じ1万円が貯金してあっても、今に比べればずっと買えるものが少ないという状況になる可能性があります。(増税した場合も当然そうなります)
その場合、握りしめていた貯金は、数字上は減っていなくても、実質的な価値はマイナスになっているわけです。
もちろん、100%そうなるという話ではありませんが(実際現時点で大幅なインフレは起こっていません)、たくさんお金を発行すれば価値は下がるという本質を押さえた上で、そうなる可能性があることは認識しておく必要があります。
以下、参考に参議院議員であり、投資家としても有名な藤巻氏のツイートを載せておきます。
「大量資産購入の副作用として、(1)(略」(2)出口の困難化によるインフレ懸念の発生(3)資産バブルの発生と崩壊による金融不安(4)出口で発生する中銀の損失――などが指摘される。」学問上はこう。日本は特に(2)と(4)が懸念材料だ。 https://t.co/gmGOF1y898
— 藤巻 健史(経済評論家・参議院議員) (@fujimaki_takesi) 2018年8月25日
少なくとも、資産の全てを日本円で保管しておくというのは非常に危ない賭け(仮にリスクをできるだけ取らない場合でも、ドルなどの通貨や金への分散投資を考えるほうが妥当)であると個人的には考えています。
投資における3つのポイント
少々前置きが長くなりましたが、以下で投資をする上での3つのポイントを解説していきます。
その1 支出を押さえ、貯める
いきなり投資っぽくない話ですが、投資をするのであれば、まずは節約と貯蓄をすることです。
これができなければ投資するための余剰資金すら生み出せません。(投資というのは余剰資金で行うものであり、生活費を使って行うものではありません→この点は超重要です)
節約を習慣づけるために一番良いのは簡単な家計簿を作り、収入と支出を記録することです。
記録をすれば自然と収支に意識が向くようになるので、節約も容易になります。
→食べたものを記録するだけというダイエット手法があると思いますが、あれと似たようなものです。
アメリカの大富豪中の大富豪であるジョン・ロックフェラー(スタンダード・オイル創業者)も、若い頃から収支を記録することを勧めています。
その上で、余剰資金のうち毎月決まった額を積み立てる形で自分の決めた案件(案件の見抜き方はその3で後述します)に対して投資をしていく(ドル=コスト平均法と言います)というのが、特に投資初心者にとって最も賢いやり方だと言えるでしょう。
(毎月決まった額を投資するため、日々の値動きに感情が揺れ動かされることが無い→毎日の値動きが気になって本業が手に付かなくなるというのは本末転倒です)
その2 短期ではなく長期で見る
常に長期目線(少なくとも3年先以降)で考えましょう。
短期(数ヶ月とか1年レベル)というのは、予測出来ない部分が非常に大きいです。
もちろんしっかりと勉強をして、テクニックを駆使することで短期でも勝てる人はいますが、長期投資に比べれば圧倒的に難易度が高くなります。
将来伸びると思う投資ターゲットを決めたら、値動きを気にせずに(月レベルとか1年レベルで下落傾向であっても全く気にしない)、毎月淡々と長期間積み立て投資をしていくというのが最も手堅い手法です。
選んだターゲットさえズレていなければ、短期に比べて圧倒的に高い確率で資産を増やしていくことが可能となります。
その3 絶対外せないポイント(人口と時代の流れ)を見る
それではどうやって長期目線で伸びていく案件を見抜くかというお話です。
具体的には「人口」と「時代の流れ」を見るということです。
この2つは絶対に外せません。
どうしてこの2つなのかと言えば、ほぼ確実な将来予測が出来るものだからです。
→例えば、10年後の日経平均株価は予測出来ませんが、10年後の日本人口はかなり高い精度で予測出来ますし、時代の流れで言えば、こんな技術が人々の生活に浸透しているというのも概ね予測が出来ます。
ほぼ確実に予測が出来ることに基づいて運用を行うことが、リスク(=不確実性)を軽減するための最も確実な手段であると言えます。
「人口」と「時代の流れ」の具体的な解説
「人口」と「時代の流れ」についてより詳しく解説していきます。
人口について
まずは人口についてです。
人口が増えれば、衣食住に絡む消費が増えるから経済も成長する。
これは原則中の原則です。
人口予測はネットで簡単に調べられますのでぜひ検索して欲しいですが、
短期で言えば東南アジア、中期で行けばインド、長期で言えばアフリカが人口が伸びていくエリアです。
(アフリカは数十年後レベルの話になりますので、現実的には東南アジア、インドまでですね)
そして、残念ながら日本はターゲットとはなりません。
日本は人口が減るからです。
世界戦略を行っている日本企業の株式であれば投資対象にはなり得ますが、売上のメインが日本市場という企業の株式は投資対象から外れます。
不動産に関しても、現時点で6件に1件が空き家であり、あと15年後に空き家率は30%に達するとも言われています。
都心などで一部投資対象となる物件もあるとは思いますが、日本トータルで考えれば難しいと言わざるを得ません。
国債も同様です。
現在の金利では、購入する旨味は全く無いです。
つまり、日本市場では株式・不動産・国債ともに難しい。
一方、人口が伸びる東南アジアやインドであれば、株式・不動産・国債は非常に可能性が高い運用先であると言えます。
時代の流れについて
次に、時代の流れについてです。
要は、時代の流れに沿った投資をしましょうということです。
時代に限らずですが、何事にも大きな流れというものがあります。
流れに逆らった場合、多くの労力をかけても大した成果が出ず、流れに乗れば少ない労力でも大きな成果が出るというのはこの世の常です。
ここで、世界における時代の流れを見ていきます。
世界の歴史を辿れば、農業革命→工業革命→情報革命→IoT(=Internet of Things)革命(現在進行中)という形で時代が流れてきています。
流れが逆行することは絶対にありませんので、農業や工業分野というのは投資対象としては微妙(というか手堅く投資をしたいのであれば投資先として対象外)であるということになります。
現代の流れの最先端にあるIoTと言えば、Google(自律運転車やGoogleHome)やAmazon(AmazonGoやAmazonEcho)が有名ですね。
(ただ、この辺の企業は成熟期に入りつつあるのかなと個人的には思っています→個人的には過去両者に投資して、原資の数倍以上の利益を出させていただいたのですが・・・)
IoT革命において最も大きな影響があると言われているのは金融情報技術(=フィンテック)であり、こういった関連の銘柄が今後強いかなと考えています。
以上、「人口」と「時代の流れ」を押さえた案件を勉強して見つけ出すことが出来れば、あとは長期視点で淡々と積立投資(例えば3つの案件に毎月1万円ずつなど)をしていくことにより、非常に手堅い運用をすることが可能となります。
※なお、東南アジアで衣食住関連銘柄があった場合、「時代の流れ」的には微妙ですが、「人口」的な観点で見れば十分に伸びる可能性もあります。
どちらかと言えば「人口」目線を強く持っておいたほうが良いですね。
まとめ
- 投資の際に押さえておくべき3つのポイントは、
1.毎月の支出をセーブし、生み出した余剰資金で投資を行う
2.長期目線で考えて投資をする
3.将来予測が容易である「人口」と「時代の流れ」に沿って投資をする - 投資の仕方としては、毎月決まった額を積み立てるドル・コスト平均法がオススメ(毎月価格が上がったり下がったりする中でも平均額で買えるというメリットと、何より値動きを気にせず機械的に投資できるというメリットが大きい)
以上、億万長者から学んだ投資の際に押さえるべき本質的な考え方を書いてきました。
なお、海外への投資ということでハードルが高いということであれば、投資信託(=お金を投資し、プロに株式や債券、不動産などで運用してもらう。運用対価として手数料が必要)という手段もありです。
その場合は、信託先が運用する内容について、「人口」「時代の流れ」を見ることが必要だということですね。
最後に、投資はあくまで確率論です。
上で書いたような本質的な考え方に沿って投資を行うことで、投資に勝つ確率は大きく高まりますが、そもそも100%の投資案件などありません。
(逆に言えば、100%勝つと言っている人は100%怪しいので、そういう人の話を聞くのだけはやめましょう)
あくまで余剰資金において、その資金は全額失っても構わないという余裕を持って投資をすることが大切です。(結果的にはその余裕が勝利を生み出します)
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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