こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
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今回は、公務員の人事(優秀な人が行く部署)がテーマです。
本記事の内容
- 【元人事課職員に聴いた】本当に優秀な奴はこの部署に行く!
先日、僕が県職員時代に大尊敬していた元人事課の方(現役県庁職員の方)にお会いした際の話をベースに構成してます。
【元人事課職員に聴いた】本当に優秀な奴はこの部署に行く!
財政・人事・企画は優秀+保健福祉・商工の重要性が一層増している
冒頭にも書きましたが、先日、僕が県職員時代に尊敬していた元人事課の方にお会いする機会がありました。
(個人的には、部長は確定、副知事も濃厚、日本の公務員の中でもトップクラスに優秀だろうと思っている方です)
もう一人、超大手民間企業に出向経験のある、これまためちゃくちゃ優秀な先輩の方と3人で会食をしたのですが、その際にその先輩が、
「(本来は圧倒的に優秀な人ばかりのはずの)財政課・人事課・企画課ですら人材不足の印象を受ける、ぶっちゃけどうなの?」
という話が出ました。
その際に元人事の方が言っていたのが、
「保健福祉や商工部門にも優秀な人間を配置したい、
その結果として、財政や企画などに人が回りきらないのではないかと思う」
ということでした。
例えば、仮に異動対象職員のうち、優秀な方からNo1〜20という順番をつけるとして、
No1、No7・・・を財政課、 No2、No5・・・を人事課、 No6、No8・・・を企画課、 No3、No9・・・を保健福祉部のどこかの課、 No4、No10・・・を商工部のどこかの課 |
みたいな感じに差配するということです。
つまり、保健福祉部など施策の重要性的にも絶対に外せないところには、(昔であれば)財政や人事に迷わず配属させていたような方がどんどん配置されているということです。
今後自治体間競争に生き残るために、むしろ現場のアイデアや実効性が重要になる中で、こうした方針は一層強まっていく傾向にあるでしょう。
(→個人的には、優秀な兵隊人材を送り込むだけでは対症療法的なところに落ち着いてしまうため、まずは首脳陣による人材育成方針や新規施策立案の考え方、支出の考え方などを意思統一し、明確に部下たちに伝えることが最も重要だと思いますが・・・)
まぁそんなわけで、財政や人事が圧倒的に優秀なんじゃないの?とか思ってる人たちにとってはへーっと思う話ではないかなと思います。
※ただ、保健福祉や産業は規模も大きいですから当たり前ですが人もピンキリです。全員が全員優秀ですというわけはありませんのでご注意を。
まとめると
というわけでまとめると、
- 企画・財政・人事はもれなく優秀
- 重要な施策の現場である商工や保健福祉関連部署に配属される人が増えている
→そちらに人を回す分、企画・財政・人事に配属される人の粒が薄まっている部分もある。
というのが結論ですね。
もちろん、異動というのはあくまでタイミングの話です。
上記以外の部署にも優秀な人はたくさんいます。
ただ、上記の部署が人事上重視されているというのは、将来的に出世などを目指している方であれば参考にしておくべき指標だと思います。
→つまり、2〜3回の異動サイクルの中で上で書いたようなところに一切行かなければ、ぶっちゃけあまり評価されてないということになりますから、何かしら自分を大幅に高める工夫(大きく環境を変えて何か自己研鑽に励むなど)が必要になるでしょう。
ちなみに上記以外にも、自治体ごとで重視されている部署は色々あります。
例えば、以前太宰府市の財政課の方とお話をした際に、太宰府市は財政課よりも文化財課のほうが圧倒的に花形なんだというお話をしていました。(言うまでもなく、太宰府市にとっては太宰府および関連する文化財こそが圧倒的に重要な資源だからですね)
保健福祉、産業(特に企業誘致・観光施策)はどこでも重要とみなしていると思いますが、上記のような例もあることは押さえておきましょう。
おわりに
以上、元人事課の方に聴いた、優秀な人はココに行くというお話でした。
のんびりやりたいと思っている方にはあまり興味のない話かもしれませんが、これから公務員になって活躍したいとか、現役公務員だけど仕事を頑張りたいとか思っている方には何かの参考になるかなと思います。
とはいえ、上で書いたようなことを知っていても、当然ながらそこに配置されるかどうかとは何も関係がありません。
もし記事内で書いたような部署に異動したいのであれば自分を徹底的に磨く、ただそれだけですね。
あとは、今回お二人と話していて改めて感じたのですが、やはり優秀な方たちは話す内容も生産的だし、また、ぶっちゃけの裏話的なことも色々聞けます。
つまり、そういった方たちと付き合うようにすれば思考が磨かれて、結果的に自分の能力も高まりますので、積極的に優秀な方と接するようにするのもおすすめです。
→ぶっちゃけ自分で本読んで勉強したりするよりも、人に刺激を受けてから勉強するようになるという流れのほうが能力向上には手っ取り早いです。
なお、お二人が口を揃えて言っていたのが、人の不平不満を言ってるような飲み会はくだらないし、自分の時間を割きたくないということです。
これは、世の中の成功者的な人も間違いなく言うことなのですが、本当に優秀な人は愚痴やら不平・不満など、要は何の生産性もない単なる時間の無駄を露骨に嫌います。
もし優秀な公務員の方(ビジネスマンの方でも経営者の方でもいいですが)と接点を持ちたいという場合、こうした点も押さえておくと一つ参考になるのではないでしょうか。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
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