こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、元ブルーハーツ、元ハイロウズ、現クロマニヨンズの甲本ヒロトさんの名言がテーマです。
本記事の内容
- 甲本ヒロトの名言【やりたいことをやるには、人生が変わる瞬間など】
- 世界の北野武が嫉妬した理由
世界の北野武が嫉妬している人物としてその名を挙げ、ダウンタウンの松本人志さんから一目置かれる彼の哲学・言葉とはどのようなものか、以下で紹介します。
どんなものにも縛られず、やりたいことをやり続けている彼の生き方は僕の人生の理想形でもあります。
現状の自分に思い悩んでいたりする方には必ず響くと思います。
甲本ヒロトの名言
若い方などは、甲本ヒロトという名前を知らない方もいるかもしれませんが、「TRAIN TRAIN」とか「リンダリンダ」といったブルーハーツの曲なら一度は聴いたことがある方も多いのではないかと思います。
そのブルーハーツの元ボーカルで、現在はクロマニヨンズのボーカルとして活動している方が甲本ヒロトさんです。
(なお、彼の相棒は「真島昌利さん」で、ブルーハーツ→ハイロウズ→クロマニヨンズと、他のメンバーは変わってもこの二人はいつも一緒です。ちなみに、僕が好きな曲の作詞作曲は真島昌利さんのものが圧倒的に多かったりします)
ちなみに、イチローはブルーハーツの大ファンですし、スピッツ(草野正宗さん)はブルーハーツの曲を聴き、先にやりたいことをやられたと衝撃を受けて一旦活動を休止後、自分たちの個性を追求して今のスタイルにたどり着いたという歴史があったりします。
以下ではそんな甲本ヒロトさんの名言を僕なりに抜粋してみました。
(ネット上で調べても色々見つかるのですが、単にそこから拾っても面白くないので、YouTube動画を色々見た上で、僕自身が響いたものを書きました)
ロックって何?
ガキんちょ騙すのがロックだと思う。
だって俺、中1の時騙されたんだもん。
ラッキー。それがやりたかったんだ。
ブルーハーツ時代のTVインタビューより
自分が楽しいという感覚を追求する(と結果もついてくる)
極端な話、いいじゃんこんなの誰も聴かなくたってというぐらいの、今やってて楽しいんだからっていうくらいの感じかな。
それが結果的に色んなものをさらけ出すということに繋がるかもしんないね。
今自分がやってることっていうのは、凄くふさわしいところに自分が立ってて凄くふさわしい行動をとってるような気がするんだよ。そういう自信につながるんだよ。
「細けえこといいじゃん、もうやりたいようにやろうぜ。俺たち間違ってねえよ、絶対」っていう気になれた。
そういう点ではベクトルはいつも一本だからね。
その見え方が凄くはっきり見えた時に研ぎ澄まされてるって見えるのかもしれない。
ハイロウズ時代のテレビインタビューより
やりたいことをやるには?
【インタビュアー】
やりたいことをずーっとやり続けているわけじゃないですか?そういうのって凄いことだと思うんですよね。
やりたくてもやれない現実があると思うんですけど。
【甲本ヒロト(以下ヒロトで統一)】
そんなことないぜ。
やればいい。
何かをやるためには「ついでにやらなければならないこと」ってのがくっついてくるんだよな。
子どもは「ついでにやらなければならないこと」が克服できないんだよ、だからやりたいことも我慢しなきゃいけないんだよ。
だけど大人になると、やりたいことにくっついてくるやらなければないことを克服できるパワーが備わってきて、それを全部解決していくんだな。
そしてやりたいことをやるっていうところに到達できるんだ。
だから10代の時にできなかったからといって諦めなくていいと思う。
20歳になった30歳になった40歳になった時に、あの時できなかったこと今ならできるっていう大人になってるかもしれないじゃないか。
だからもう一回でも何回でもチャレンジできると思うぜ。
ハイロウズ時代のテレビインタビューより
↓このインタビューの動画です。
若いうちにやっておいたほうがいいこと
【元AKB48の高橋みなみ】
若いうちにやっておいた方がいいことは?
【ヒロト】
簡単だよ。やりたいこと。(→たかみな、感動して思わず泣く笑)
【たかみな】
本当はこれやりたいけど、これをやらなきゃいけないという時もあるじゃないですか。
そういう時も芯をぶらさずにやっていたほうがいいってことですよね?
【ヒロト】
やりたい事をやるために、やらなきゃいけないことがいくつかあるんだよ。
クロマニヨンズ時代のテレビインタビューより
若者に言いたいこと
【たかみな】
今の若者に言いたいことは?
今の若者はスマホにとらわれすぎていたり、言葉でしゃべるよりも打つほうが上手だったりとか、若くなるにつれて変わっていっている部分がたくさんあると思うんですけど。
【ヒロト】
(スマホを)見てる時間が凄く楽しいならそれでいいと思うし、打つのが得意だったら、自分が得意なことをやればいいと思う。自分が楽しければいいと思う。
僕らも上の世代から見れば色々言われることもあったと思うけど、僕らは自分が楽しいと思うことをやってきた。
今これが流行っているとかで乗っかっているんじゃなくて、自分が楽しいことをやってきた。
それで今も楽しい。流行に流されていたら今の楽しい自分たちはいなかったかもしれないから。
いいよ携帯見ても。本当に心から楽しいと思えばやればいいと思う。
皆がやってるからSNSやるんじゃなくて、俺最高にこれ楽しいと思ってやるんなら、いい時間の使い方じゃないかな。
【たかみな】
そうかー。周りがやってるからと言って乗っかってやっている時間はもったい無いですねよ。
【ヒロト】
それはもったいない。
クロマニヨンズ時代のインタビュー
僕も、「今の若者は、、、」みたいなことを言う大人にだけは今後も絶対なりたくないと思ってるんですが、それはおそらく自分が若い頃に満たされなかったことの不満の発露みたいなもんだと思うんですよね。
甲本さんは、自分がやりたいことを追求してきたからこそ、上の発言のような境地に至れるんだろうなと思います。
人生が変わった瞬間
【高橋みなみ】
人生でハイパーメタモルフォーゼした瞬間は?(「恋のハイパーメタモルフォーゼ」というクロマニヨンズの曲名に基づく質問。なおメタモルフォーゼの意味は変身)
【ヒロト】
そういう瞬間はあると思う。
僕は12歳。生まれた感じ。俺今まで生きてたんだろうか?っていう。急に生まれた感じ。
【たかみな】
皆それぞれあるんですかね?人生の中で。
【ヒロト】
僕らは(同席していた真島昌利さんも12歳と答えている)ラッキーなことに12歳っていう面白い時期にあった。
【たかみな】
その瞬間は皆さん自分の中で覚えているもんですよね。
【ヒロト】
忘れない。だって芋虫がちょうちょになるんだよ。
※なお、真島昌利さんは12歳でビートルズの曲を聴いた時をその瞬間として挙げた上で、何かが爆発した感じ、全部がひっくり返った感じと答えています。
クロマニヨンズ時代のテレビインタビュー
この話は、自分の天職みたいなものを求めている人にはとても興味深い話だと思います。
ちなみに残念ながら、僕もまだそういう瞬間はないですね。
というか、おそらくほとんどの人が持ってないんじゃないかなと思います。
要は、天才たちはその瞬間に偶然早い段階で出会えるだけの話(イチローやら棋士の羽生さんやらも同様)なんだろうなと感じます。
しかし、大人になってしまうとどうしても環境が固定化されますから、自分から積極的に動かないとそれが見つからない。
だから死ぬまで自分の天職的なものが見つからない方も多いのでしょう。
だからこそ、僕もそういう瞬間を求めて行動し続けていきたいと思っています。
(「天才は天才なんだよ」と思うより、そんな風に捉えて宝探しをするような感覚のほうが人生面白いと個人的には思います。)
音楽とは?
レコードを聴いて楽しむでしょ。人のコンサートに行って楽しむでしょ。
自分たちで演奏して楽しむでしょ。
自分たちが演奏しているのを見て、もしかしたら楽しんでくれるかもしれない。
だから全部音楽がくれてる。
クロマニヨンズ時代のテレビインタビュー
どうして音楽をやっているのか?
【たかみな】
衝撃を受けた音楽を自分たちで作り出していくのはどういう感覚ですか?
【ヒロト】
難しい質問だな。
まず、考えてない。
ただ、自分の衝撃、感動の、そこからの波紋だと思います。今自分がやってることは。
日々レコードを聴くことで衝撃が更新されていく、それが波紋であったり要因であったり、そういうことの結果、今自分はバンドやってる気がする。
自分が動いたというより動かされる感じ。
だから自分ではよくわかってない。
多分、自分がなんでこんなことやってるか死ぬまで分かんないんじゃないかな。
クロマニヨンズ時代のテレビインタビューより
これはめちゃくちゃ深いですね。
結局、最後の最後は感覚レベルの話になっていくんでしょう。
↓たかみなと絡んでいる動画
世界の北野武が嫉妬した理由
甲本ヒロトさんの、やりたいことをひたすらやり続けている生き方と、その飾らない性格は、超一流の人間たちを多く惹きつけています。
例えば、タモリさんやダウンタウンの松本さんは、甲本さんと非常に親しい関係にあります。(タモリさんは二人で飲んだり、松本さんはハイロウズ時代にジャケットの絵を書いたりしてますね)
そして、あの世界の北野武さんも、「嫉妬した人物」の一人として甲本さんを挙げています。(ちなみにもう一人は所ジョージさんを挙げてます)
北野武さんが甲本さんに嫉妬した理由は以下の通りです。
「学校を辞めて偶然お笑いの世界に行っただけで、本当にこの商売やりたかったのかな?と思うことがいまだにある。ヒロトを見た時に俺はもしかしてこういう感じでこういう歌を歌いたかったんじゃないかと嫉妬した」
「16〜17の頃にこんな歌があれば涙したんだろうなぁという感じがあった」
ちなみに僕がブルーハーツにハマったのもまさに16とか17の頃でしたね。
世間というものの不可解さとか、エゴにまみれた政治の仕組みとか、そういうのに悶々としている気持ちに凄く響く曲が多かったです。
(既に書いた通り、僕が好きな歌詞は真島真利さんのものが多いんですが、甲本さんのボーカルだからこそ響く部分が大きいんですよね)
あの時代に、彼らの曲で僕の本質を揺り動かされたことが、今の人生(公務員を辞めて自由に生きている人生)を選んだ要因の一つでもあるんだろうなと思います。
おわりに
やりたいことはやればいい。
好きなことならやればいい。
甲本さんの言う言葉はとてもシンプルです。
しかしシンプルだからこそ、凄く本質的です。
もちろん、彼の話を聞いてすぐに人生が変わる(それこそメタモルフォーゼする)とまではいかないかもしれませんが、人生を変えるために今の生き方とどう向き合えばいいかの大きなヒントを掴むきっかけになり得るのではないかと思います。
今色々悩んでいる方にとって、ここに書いた言葉が何か前進するヒントとなれば、ヒロトさんのファンとしても非常に嬉しく思います。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!