こんにちは、元公務員のシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、「救急救命士になるには?」というテーマで記事を書いていきます。
26歳という日本でも最速クラスのスピードで救急救命士試験に合格し、仕事の傍らで試験対策のためのブログを運営、教え子の国家試験合格率は100%を誇るというブロガーの空飯さん(ブログ「救急救命士学習塾」)からその内容を伺いました。
救急救命士になるには?
消防士公務員試験に合格→5年間の救急隊経験→署内選考の突破→研修所で半年勉強→ようやく試験
よろしくお願いします!
まず、消防には、救急隊、消火隊、救助隊の3隊がありますが、このうち「救急隊員がさらに医学知識などを学ぶために半年間研修所に入校し、国家試験を突破できた正真正銘の救急スペシャリスト」が救命士です。
救急隊で経験年数を重ねたから自動で救命士になれるわけではなく、国家試験を突破する必要があります。
国家試験突破までの流れはどんな感じなのでしょうか?
基本的な流れは、
消防採用→救急隊員任命→救急隊員として5年勤務→救命士署内選考合格→研修所に出向し半年間勉強→国家試験→救命士となる
といった形ですね。
他にも、専門学校などで2~4年学んで国家試験の受験資格を経て、救命士の資格を取ってから消防士になる人もいます。
平均では30代前半で救急救命士になる
ただ、稀に24歳で出向させるところもあります。(5年に限らず、現場経験時間がめちゃくちゃ多い場合はそれも可能です)
しかし、これは例外であり、研修所の同期で24歳台だったのは、東日本の震災のせいで救命士不足が切迫していたためだとか。。。
平均は30代前半ですね。
脂が乗った消防士が行きます。
まさに救急のエースって人がうようよしてるのが研修所です。
つまり空飯さんは日本最速クラスで救急救命士になったということですかね(笑)
署内では歴代最年少でした。
また、各消防の方に「26歳で研修所行って救命士として運用されてる」って言えば、当時大体の方に「おー、めっちゃ早いな!」って驚かれてたので「最速クラス」というのは嘘ではないと思います^^;
- 救急救命士になるには、以下2通りの方法がある。
- 消防士試験(公務員試験)に合格→救急隊における5年以上の勤務経験→署内選考を突破→研修所へ出向→国家試験→救急救命士
- 救命士養成課程のある大学や専門学校に通う→国家試験→救急救命士資格取得→消防士試験(公務員試験)に合格
- 消防士になってから資格を取る際の平均年齢は30台前半。しかも、各署エース級の消防士が研修所に派遣される。
そもそも救急救命士とは?
救急車で、救急隊員を率いて人の命を救う仕事
救急車に乗っている隊員のうち、基本的に最低1人は救命士(他は救急隊員)です。
多いときは全員救命士ということもあります。
私は救命士として救急隊の隊長を務めています。
例えば静脈路確保(点滴)や気管挿管なんかは救命士しかできません。
あとは、救命士になる前に、研修所で半年間命がけ(笑)学ぶので、医学知識も一般の隊員より基本的に高度です。
とにかく救急のスペシャリストですね。
救命士は火消しや救助はしない?
私も火消し時の機関員(運転士)もやりますし、救助にも出ます。
都会の場合は専門性が強く、最初に火消しをやり、その後救急や救助の希望を出して救急隊専門や救助隊専門になったりもしますね。
でも、救命士で隊長ということであれば、優先順位みたいのはあるのでは?
救命士が2名に以上になるときは若い救命士が火消しも兼任します。
- 救急救命士は、救急車に乗っている救助隊員のリーダー的存在。
- 今回お話を聞いた空飯さんも、30歳という若さで隊長としてメンバーを率いている。
- 「特定行為」といった医療行為(例えば点滴や気管挿管)ができるのは救命士のみ
- 救命士でありながら、火消しやレスキューをやることもある(特に田舎はその傾向が強く、都会はどちらかと言えば専門性に特化している)
救命士国家試験突破に向けた勉強について
救命士を目指した時が勉強のスタート
署内選考を突破してからですか?
いえ、そうではなく、救命士を目指した段階で救命士の勉強を開始する感じです。
消防本部によってかなりカラーの差はありますが、署内選考の時点で、救命士国家試験合格レベルの知識を求められるところもあります。
また、仮に署内選考試験の難易度が高い本部ではなかったとしても、その状態で研修所に行くと非常に苦しい羽目に陥ることになります(後述)から、しっかりと勉強をしておくべきです。
まず1つは、救命士試験の基本問題をしっかり学んでおくこと。
(救急隊に入る段階で救急の基本は勉強しますが、これは救命士の勉強全体で言うと本当に基本中の基本だけです)
もう1つは、現場から帰ったら復習することです。
「あの傷病者はどんな病気だったんだろ?」とか「隊長はなんであの観察と処置をしたのだろう?」ということをしっかり振り返ることですね。
研修所に行く前に国家試験突破レベルを目指そう
むしろその場合であれば、研修所の半年の期間に本格的に勉強すればいいのかなとも思ったりしたのですが。
その場合だと、どうしても講義を学ぶ目線が試験対策目線になってしまい、また自分に余裕も無いため、救命士になった後の実践という観点から学ぶことができないということ。
また、勉強についてこられない人はノイローゼになるくらい研修所は厳しいという点があります。
プレッシャーにより研修所で命を絶ったケースも聞いたことがあります。
さらに、国試本番は小便を漏らす人も・・・。
皆地元の消防から選ばれて送り出されたという誇りとプレッシャーの中で必死でやっていますからね。
そういったわけで、消防士の方の救命士国家試験合格率はめちゃくちゃ高いです。(90%は軽く超えているはずです)
つまり、シュンさんの言ったようなやり方(研修所から本格的に勉強)でも合格できないわけではありません。
一方で、現在私自身が運営するコンテンツでは、研修所入校時点で国家試験合格レベルを目指す指導をしています。
入校時点で合格レベルであれば、研修所の講義を現場目線で集中して学べます。
先ほども言ったように、研修所でのノイローゼ、命を断つといった不幸なことになってしまう人たちを減らしたいというのはもちろん、研修所は消防人生で1~2を争う救急を学べる機会なので、そこで救急現場知識を最高効率で学んでもらい、日本の救命士レベルを向上させたいと思っています。
日本の救命士レベル向上と幸福が私の夢ですね。
つまり、研修所ではとにかく実践を視野に入れて学ぶことが重要であり、そのためにも国家試験対策は研修所入校段階で余裕で受かるレベルに持っていくことが大切だと。
試験に受かることが目的ではなく、受かってから救命士としてどう活躍していくかという点に焦点を当てるということですね。
救命士になってからが地獄の始まりですから(笑)
正直、研修所でギリギリの生活を送っているようだとその後が厳しいです。
- 救急救命士の勉強をスタートするタイミングは「救命士を目指した時」
- 署によってスタンスは異なるが、署内選考の段階で救命士合格レベルの高度な知識が求められるケースもある
- 仮に選考が甘いところであっても、研修所に入校する前の段階で救命士合格レベルの知識を身につけておくことが重要
- それは、研修所での講義を現場目線で学び、合格後すぐに活躍ができるレベルに自分を高めておく必要があるため→救命士になってからが最も大変
救急救命士の国家試験突破に要する勉強時間について
空飯さんは2年間かかった
ただ、例えば救助隊1年目から勉強を始めるとなると、署内選考までの5年間試験勉強をするというのはなかなか辛いものがあるようにも思います。
具体的に空飯さんはどれくらい勉強されたんでしょうか?
私個人は救命士を目指してから2年間勉強しました。
最初はこちらにもあるように、全然やり方がわからず成績は低迷してましたね。
数時間勉強してもあまり身になってなかったように思えます。
ラスト半年くらいで、自分の勉強方法が確立されて成績が伸び始めました。
その確立された勉強法を、勉強で苦労している救命士候補生に向けて発信しているという形ですね。
仕事をしながら学ぶということだと結構長いし大変そうですね。
期間6ヶ月、1日2時間ほどで合格できる勉強法
教え子は大体が6ヶ月ほどで合格レベルになっています。
最初の2ヶ月で基本問題をマスターしてもらい、残り4ヶ月で合格レベルまで持って行ってます。
おかげさまで多くの教え子が研修所入校時点で国試合格レベルです。
模試では好成績を多くの教え子が獲得しました。
時間より、私の課題を毎日こなせるかが大事ですね。
時間にしたら1日2時間くらいで達成できるかもしれません。
(本来なら数時間かかりますが、私の勉強方法は効率を特化していますのでこんな感じになっています)
そう言ってしまうとアレですが(笑)、実際、過去の教え子の満足度アンケートも10点満点でほぼ10点なのでコンテンツ内容に自信はあります。
こちらは、救急の勉強をしたことない人でも基礎から学べるメルマガです。
登録していただけると、まずは『ゴロ合わせ999』という日本に唯一の救命士国家試験対策専用の語呂合わせをプレゼントいたします。
これはとても好評で、救命士テキストのページとリンクしているので勉強効率は3倍以上になります。
さらにそのゴロを使った勉強方法や具体的な国試戦略をメルマガで毎日発行しています。
直接教わりたい方に対してはメルマガを通してご案内を差し上げる形になりますが、無料コンテンツだけでも非常に大きな価値があると自負していますので、もし救命士を目指している人であれば、とりあえず登録だけでもしていただくのをオススメします。
「下ネタを交えながら覚えられるのがいいです」という感想がありますので、ぜひ皆さんも自ら試してみてください(笑)
- 日本最速クラスで合格した空飯さんは、救命士の勉強に2年かかった
- 空飯さんは、そのノウハウを凝縮し、勉強期間6ヶ月、1日2時間程度で合格するコンテンツを用意している(しかも教え子の合格率100%)とのことで、勉強の仕方に悩んでいる方にはオススメ
※メルマガコンテンツについてはこちらの記事で詳しく解説しています
おわりに
空飯さんに救命士のやりがいについて伺ったところ、
「世のため人のための仕事」というところにめちゃくちゃ誇りを持っています。
人の命を救える数少ないスペシャルな仕事だと思っています。
命を助けるので感謝も本気でされます。
といったお話がありました。
また、
救命士って社会的に好印象なので
「仕事は何してるの?」
「救命士です」
って時は誇れます。
あと、モテます笑
ということです(笑)
もちろん命を助けるという仕事ですから、それだけ責任感も半端ではないと思いますが、それだけ大きなやりがいもあるということですね。
(あと、頑張れば20代で救急隊の隊長を張れるっていうのも、ある意味年功序列の公務員っぽくなくて魅力的ですよね)
最後に、空飯さんとは色々とやり取りをさせていただきましたが、自己啓発、成功哲学など、各種方面に造詣が深く、また自己投資にもしっかりとお金をかけていて、まさに「本物」の方です。
本気で救命士を目指す方であれば、ぜひサイトを一度ご覧になってみることをオススメします。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>空飯さんの無料メルマガに興味がある方はぜひ以下の記事もご覧ください。