こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、努力と成果の関係がテーマです。
最近「ブログを書いているんですが、なかなか続かないんですよね」という相談をよく受けます。
ブログに限らず、努力と成果の関係性にはルールがあり、それを知っておくことは努力を継続できるか否かに重大な影響を及ぼします。
今回はその辺を解説していければと思います。
本記事の内容
- 努力と成果は直線的な関係性にはない
- ただ努力すればいいわけではない【頭を使え、成功者に学べ】
なお、当ブログは最大で月間94万PVを記録(1年半で達成)しており、個人ブロガーとしては日本でもトップクラスであると自負しています。そんな自身の実績も踏まえつつリアリティのある内容が書ければと思います。
努力と成果は直線的な関係性にはない!
多くの人がイメージする努力と成果の関係は以下です。(横軸を努力量、縦軸を成果と考えてください)
つまり、努力と成果が比例した関係にあるとイメージしがちなのですが、残念ながらこのように成長をするということはあり得ません。
実際には以下のような図を描いて成長します。
これはシグモイド曲線と呼ばれるもので、色々なものに適用されます。
例えば、
- 個体群(ヒトとかゾウとか)の時間と数の関係(横軸が時間、縦軸が数)
- 薬の量と効果の関係(横軸が投薬量、縦軸が効果)
- 製品ライフサイクル(横軸が時間、縦軸が利益)
などです。
成長もこれと同じ経過を辿ります。
特に注目して欲しいのはグラフの左側の部分です。(左側を拡大したものが以下)
横軸が努力量、縦軸が成果ですから、
1の努力量をしても成果は0.1とか0.2くらいしか出ないことが分かります。
大半の人がこの段階でやめます。
最初に書いた通り、多くの人は1努力したら1成果が出ると思っています。
自分の努力に対し、イメージしている成果と、リアルな成果にギャップがありすぎて嫌になってしまうわけです。
ブログや、資格勉強、英語の勉強、スポーツなどなんでもそうです。
大半の人がこのギャップに耐えられず消えていきます。
つまり、1程度の努力をしてやめている時点で、それは「努力」とは言えないということを覚えておきましょう。
(ちなみに「努力」の目安が何かと言えば結構難しいのですが、ブログであれば100記事を書く(毎日2000〜3000文字程度の記事を3ヶ月書き続ける)というのがそれに当たります。他の物事も1日3〜4時間(休日はそれ以上の時間)を3ヶ月以上続けるというのは一つの目安になるでしょう)
ここで、先ほどのグラフに戻りましょう。
1の努力量だと0.1とか0.2くらいだったのが、
2の努力量だと成果は1.5
3の努力量だと成果は3.5
というように物凄い勢いで成果が跳ね上がっていることが分かります。
つまり、初期のギャップに耐えてやり続けることができれば大きな成果が出るということです。
もちろん、そもそも嫌なことであればどう頑張っても続かないですし、そういったもので無理をし続けてもどうせ長期で成果を出せないので無意味です。
(→ベストなのは、そもそも努力だと思わず続けられるものを見つけることです。そのためには色々なことをトライしてみることですね。)
しかし、ある程度自分がやりたいと思っていて、続けることもできているけど成果がなかなか出ないのが辛い・・・と思っている場合は、この図を意識できるかどうかが継続において重要なポイントになります。
ちなみに僕のブログのPV(アクセス)もまさにこの曲線と一致しています。
→以下がPV推移(最初の5ヶ月)をグラフにしたもの。
横軸が月数、縦軸がPV数です。
具体的に言えば、最初の月は1300PV、最後の月は220,000PVです。
この間は毎日記事を更新していますから(1〜2記事更新)、横軸の月数というのはイコール努力量と置き換えて問題ありません。
僕の場合も、1〜2ヶ月目くらいは成果が出ず精神的に辛い日々が続きましたが、正しいやり方で継続すれば必ず成果が出せるという確信があったので継続でき、また実際に成果もついてきました。
ただ努力すればいいわけではない
きちんと頭を使うべし
ここで押さえておきたいのは、何も考えないで量だけをこなし続けても成果は出ないということです。
もちろん、最初の頃はとにかく量をこなすというのも絶対的に重要なのですが、
じゃあ例えばブログを1〜2ヶ月毎日書き続けた後、その後も単に量だけをこなし続けようというのは、はっきり言えば単なる手抜きであり努力とは言えません。
量をこなすことで必ず余裕が生まれてきます。
当然その分考える時間ができます。
がむしゃらにやっていた1〜2ヶ月なりの中で、もっとこうすれば良くなるんじゃないだろうかとか、成果を出すにはこういうことに気を使えばいいんじゃないだろうかとか、そういうことに気づくはずです。(1〜2ヶ月以内の間でも、気づいたならどんどん取り入れていって構いません→ただ、量を減らすのは×です)
そして、量をこなしたことで生み出された余裕の中で工夫をおこなっていく。
そうした取り組みを続けてこそ大きな成果にたどり着くことができます。
※ちなみに、資格勉強系みたいな暗記モノだとこの考える作業はあまり影響しない(とにかく量をこなしていけばなんとかなる)という感じはします。どちらかと言えばクリエイティブなもの(スポーツもそうですが)においては頭を使うことが重要な要素になります。
成功者に学べ(真似ろ)
また、シグモイド曲線の波に乗るための最も効率的な方法は、
成功者に直接学ぶこと、もしくは成功者のやり方をパクる(そのままパクるのではなく、成功しているエッセンスをパクる)こと
です。
これによって、
- 正しいやり方(例えばブログを書くのであれば、タイトルをつけるルール、見出しのルールなど)
- 正しい考え方(例えば、まさに上のシグモイド曲線のような話。きちんと継続しないと成果は出ないよということなど)
を押さえることができます。
先ほど、頭を使えということを書きましたが、根本的に頭を使うことが苦手な方もいます。
(これは能力不足ではなく、単なる訓練不足です。はっきり言って人の能力なんてほぼ差がありません。単にトレーニングをしたかしないかだけの問題です)
その場合、自分で色々考えているつもりであっても、とんでもない方向に進んでいってしまうケースが往々にしてあります。
(ブロガーとかYouTuberなどはこういう方が非常に多いです)
そうしたことを防ぐためにも、成功している先達に学ぶというのは非常に効果的な手法です。
(シグモイド曲線の流れは変わりませんが(=努力量は必要)、その中での最短ルートを歩めるというイメージです)
まとめ
- 努力量と成果は比例関係にはなく、1の努力をしても0.1とか0.2くらいしか成果が出ない
- 一方、努力量が2、3と増えるに従い、成果も急激に増加していく傾向にある
- ただし、ただ努力をすればいいわけではなく、きちんと頭を使って改善を図っていく必要がある
- 成果を出している人のエッセンスを真似たり、そうした人から直接学ぶことで効率的な成長を狙える
以上です。
こうした仕組みを知っておけば、今後何か新たなことに取り組むとき、または何かに取り組んでもなかなか成果が出なくて辛くなったときに非常に大きな支えになると思います。
最後に、「努力が報われない」理由は、
- 上記のようなことを知らず、努力と呼べない段階で辞めている
- 同じく上記で書いたような「考える」作業を放棄している、成功者に学ぶという作業を放棄している
- 合わないことをいつまでもやっている
というところに集約されます。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
→なお、最後の理由は致命的ですね。嫌でやりたくないことをやるというのは人生において最も無意味な行為だと個人的には考えますし、そんなことで成果が出るはずがありません。嫌で3週間続けることができないようならまず向いてないので潔くやめましょう。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!