こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は公務員試験(市役所)の科目と配点一覧を書いていきます。
市役所を受験するに当たっては、まずは科目や配点のざっくりとした全体像を把握することが重要になってきますので、以下でご確認いただきたいと思います。
市役所試験の日程と試験内容について
市役所試験を受けるチャンスは3回以上
市役所の試験はA日程・B日程・C日程と大きく3種類に分けられます。
A日程は6月、B日程は7月、C日程は9月に試験があります。
これ以外の時期に試験がある市役所も結構あります。
日程が被らなければ幾つでも受けることは可能ですので、併願を希望している場合はしっかりと日程をリサーチしておくことが肝要です。
1次試験は教養試験のみのところが多いが、専門試験も実施する市役所が多い県もある
A〜C日程にかかわらず、全国規模で見た場合、「教養試験のみ」という市役所の割合が多いです。
一方、県によっては、専門試験を課す市役所が多いところもあります。
平成28年度の試験科目を見ると、
青森・山形・福島・千葉・山梨・長野・富山・石川・山口・徳島・香川・愛媛・長崎・熊本・沖縄
の各県は専門試験がある市役所が半分〜大半だったりします。
これ以外の都道府県では、専門試験がある市役所は少数派です。
理由は分かりませんが、明らかに県によって偏りがあるようです。
専門試験が入ってきてしまうと難易度が全く異なってしまうので、自分の受けたいと思っている市役所の専門試験有無については早急に確認しておく必要があります。
それでは、以下でA〜C日程ごとの具体的な科目と配点の一覧を書いていきます。
教養試験科目と配点一覧(平成28年度)
市役所A日程配点
一般知能分野 | 判断推理7、数的推理5、資料解釈1、文章理解7(現代文3、英文3、古文1) |
社会科学 | 政治1、法律2、経済2、社会2 |
人文科学 | 日本史2、世界史2、地理2、文学・芸術1 |
自然科学 | 数学1、物理1、化学1、生物2、地学1 |
計 | 40問必須回答 |
市役所B日程配点
一般知能分野 | 判断推理8、数的推理4、資料解釈1、文章理解7(現代文3、英文3、古文1) |
社会科学 | 政治1、法律2、経済2、社会2 |
人文科学 | 日本史2、世界史3、地理2 |
自然科学 | 数学1、物理1、化学1、生物2、地学1 |
計 | 40問必須回答 |
市役所C日程配点
一般知能分野 | 判断推理8、数的推理4、資料解釈1、文章理解7(現代文3、英文3、古文1) |
社会科学 | 政治1、法律2、経済2、社会2 |
人文科学 | 日本史2、世界史2、地理2、思想1 |
自然科学 | 数学1、物理1、化学1、生物2、地学1 |
計 | 40問必須回答 |
正直ほぼ同じですね。
地方上級も同様なのですが、数的処理(判断推理・数的推理・資料解釈)と文章理解で50パーセントの配点になっているため、ここは特に外せないということが言えます。
また、SPI方式を入れている市役所や、独自形式(問題数が異なるなど)で実施している市役所もありますので、そういう例外的なところは特に注意して配点を調べておきましょう。
専門試験科目と配点一覧(平成28年度)
市役所A〜C日程配点
行政系 | 政治学2、行政学2、国際関係2、社会政策3 |
法律系 | 憲法4、行政法5、民法4、刑法2、労働法2 |
経済系 | 経済原論11、財政学3 |
計 | 40問必須回答 |
ここは専門試験がある市役所のみが関係する部分です。
科目については各日程とも一緒ですね。
配点としては、地方上級(全国型)に非常に近いものとなっています。
憲法・民法・行政法・経済原論は外せないということですね。
これも地方上級と同じです。
まとめ
科目数や配点のイメージは掴んでいただけたのではないでしょうか。
市役所を受験するに当たってとにかくまず押さえるべきは、専門試験の有無です。
県庁(地方上級)が第一志望で、併願する市役所に専門試験があるというのであれば対応出来ますが、駆け込みで市役所を受けようと思っていて、そこに専門試験があったというのでは厳しいものがあります。
一方、教養試験のみのところであれば3ヶ月とか、人によってはもっと短くても対応出来ないことはありません。
→その分むしろ人物重視の側面が強いですが。
また、教養のみ、教養+専門のどちらのパターンであっても、配点の高い科目の問題集を重点的に繰り返す(それ以外の科目は配点次第で回数を調整)という勉強の本質は変わりません。
科目は多いですが、優先順位を押さえ、ポイントを絞った勉強をしていくことがとても重要です。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
あわせて読みたい
↓公務員を目指している方はこちらがオススメ(県庁2位入庁の元公務員による試験対策・予備校分析など)
↓公務員になりたくて、かつ現在社会人の方はこっち(以下の無料ハンドブックで公務員になるまでの流れが全てわかります)