こんにちは、元公務員ブロガーのシュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回はアファメーションのやり方がテーマです。
本記事の内容
- アファメーションのやり方
- アファメーションに効果のある理由
- アファメーションの危険性
アファメーションというと、スピリチュアル的でうさん臭いイメージも非常に強いですが、その原理が科学的に語られている著作をベースに書いていきます。
アファメーションのやり方
金メダル23個のフェルプスも実践
今回参考にする本は、コーチングの権威である苫米地英人博士の「「言葉」があなたの人生を決める」です。
なおこの本の元ネタは、ルー・タイスというコーチングの創始者と言われる人物のプラグラムに基づいたものです。
ルー・タイスの自己変革プログラムは、米国トップ企業のフォーチュン500社の60%以上、その他政府機関などに導入されています。
(苫米地さんは彼のパートナーとして、そのプログラムを日本に広めるべく執筆している感じです)
また、本書を監修したマーク・シューベルトさんは、ルー・タイスの弟子の一人で、オリンピック通算獲得金メダル23個という歴代最多記録を持つ水泳のマイケル・フェルプスさんのコーチとして有名です。
本の中でマークさんは、フェルプスにアファメーションのテクニックを伝え、彼が積極的に実践していたことを語っています。
アファメーションのやり方
アファメーションとは、ゴール達成のための一つの手法です。
ゴールに関して強く臨場感を持つような言葉を自分に投げかけることにより、要は脳に刷り込みを与えるものです。
効果的なアファメーションには前提条件があります。
本書では、以下の流れの中でこそアファメーションが意味をなすものとされています。
- 本心からやりたいことを夢として設定する
→達成するための「方法」は思い浮かばなくていい。数値目標でなくても良い。ただ、夢は現状の延長線にないものとする(例えば、年収500万を3年後に年収1億にするとか、今はサラリーマンだが将来は教育コンサルタントとして世界中で活躍しているとか) - その夢が叶っているとすれば、今はどうあるべきかという理想の状況をイメージする(例として挙げていたのは、例えば5年後総理大臣になってるなら今は少なくとも議員でなければおかしいとか、3年後に1億稼いでるなら今は年収2000万くらいはなければおかしいし、ホテルのラウンジで打ち合わせしてなければおかしいとかです)
- その状況を臨場感を持ってイメージするための手法としてアファメーションを用いる
1と2がミソですね。
ここはきっちり押さえておきましょう。
その上で、アファメーションの具体的な作り方としては以下の通りです。
- 主語は一人称(→私は〜)
- 肯定的な表現を使う(→こうなりたくないとか、これをやりたくないなどは×)
- 達成していることを示す内容とする(→×「私は〜をやり遂げる」、○「私は〜をしている」)
- 現在進行形にする(→〜している)
- 他人と比較した内容にしない
- 「動」を表す言葉を使う(→私はどんなに社会的地位の高い人に対してもにこやかに親しみのある笑顔を向け、落ち着いた身振り手振りを交えて交渉することができるなど)
- 情動を表す言葉を含める(→嬉しい、楽しい、ワクワクしているなど)
- 秘密にする(→人から否定的な言葉を投げかけるリスクを徹底的に避ける)
これらのルールを元に、例えば、お金、仕事、健康など、ゴールと矛盾をしないいくつかアファメーションの文言を作っておき、それを朝晩(日中は時間があれば)唱えていきます。
【上級編】さらに効果を高めるには
アファメーションを毎日唱えて慣れてきたら、アファメーションの際に、過去に味わった情動を絡めるようにしましょうということが書かれています。
例えばですが、「私は世界中を冒険しており、そこで出会う人々と楽しくコミュニケーションを取っている。毎日起きると今日は何から始めようかワクワクでいっぱいである」みたいなアファメーションを唱えるとすれば、
その際に、子どもの頃、家族旅行に行く際にワクワクしていた気持ちをリアルに思い浮かべながらその情動をアファメーションに結びつけていくというようなものです。
本書の中では、
I(想像力Imagination)×V(臨場感Vividness)=R(現実Real)
という式が出てきます。
これがゴール達成の全てだということで紹介されますが、この上級編のやり方は、Vの部分をより強化することができます。
アファメーションのルールの中にワクワクとか、嬉しいとか情動の言葉を入れましょうというのがあったと思いますが、過去味わった心地よい感覚を結びつけることでリアリティを出すということですね。
アファメーションに効果のある理由
そもそもなぜアファメーションに効果があるのかという点ですが、本書では以下の通り解説されています。
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不安定を嫌い、安定を好むという脳の本能を活かして対応をしていくということですね。
ちなみに最後の、脳が勝手に拾ってくるというのは本当かよ?と思われる方もいるかもしれませんが、おそらく皆さんも経験があるはずです。
例えば、子どもができたら街中に子どもばかりが目立つようになった。
冷蔵庫を買おうと思ったらたまたま安い価格のチラシを見つけた。
お金を稼ぎたいと思ったらネット上のそういう情報ばかりが目につくようになった。
例えば子どもの例で言えば、当たり前ですが子どもが増えるはずはありません。
単純に、意識がそっちに向いたので、それが目に入るようになったということです。
夢を叶える方法が見つかるというのもこれと全く同じことですね。
(ちなみに僕も今はブロガーとして飯を食ってますが、公務員やめた後に、稼がなきゃ!と思う中で情報(稼いでいるブロガーの情報など)を拾ってきたことで、こうして今やれています)
アファメーションの危険性
一方で、著者の苫米地博士はアファメーションの危険性についても語っています。
(以下の動画の6:40〜が非常に参考になります。これはぜひ押さえておいていただけると良いと思います)
要は、ゴールをイメージしても満足した気になってしまって終わり。
あくまで、「その夢が叶っているとすれば、今はどうあるべきかという理想の状況」をイメージする、そのためにアファメーションを使うことが重要と述べています。
また、世に出回っているアファメーションのやり方や自己啓発本はほぼこの点を指摘しておらず誤ったやり方だと苫米地博士は指摘しています。
この点は本当に重要な話です。
アファメーションをやるならこの点は特に注意しましょう。
おわりに
以上、アファメーションのやり方でした。
最後の危険性のところにも挙げた通り、
- ゴール達成の状態をイメージしてしまえば満足してしまって効果がない、
- ゴールを達成するとすれば今どうあるべきなのかというところをしっかりイメージできれば効果がある
という指摘はとにかく重要です。
これは、アファメーションに限らず、やり方が誤っているとどうにもならない方向に進んでしまうことを示す良い例だと思います。
このリスクを避けるためには、著者なりメンターなりの具体的な実績(本人の実績よりも、他者がその人から学んだことによって得た実績のほうが重要)を押さえておくことが肝要です。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!