こんにちは、シュンです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は、スティーブン・コヴィー博士の超名著「7つの習慣」について、「実践・習慣化」の観点からまとめてみました。(読んで理解できても、実践できなければ意味がないため)
本書は「依存状態(普通の状態)から自立(成功者)を経て、相互依存状態(物心両面で幸せな成功者)を目指すためのプロセス」が書いてあるのですが、まだ相互依存まで至っていない僕が書いても説得力がないと思います(笑)
そのため、実際に相互依存状態に達している僕のメンター(年収で言えば億オーバーであり、かつ精神面も充実している)から教わった読み方をベースにまとめています。
7つの習慣を読む上で絶対に押さえておくべきこと!
自己啓発の世界的ベストセラーとして、多くの著名な経営者の方にも読まれている本書ですが、これから成功を目指す方(今まだ成功をしていない方)が読む場合、絶対に押さえておくべき読み方があります。
このことについてまず解説をしていきます。
99%の人が依存状態にあり、まず目指すべきは自立
最初にも触れましたが、本書は「依存から自立(私的成功)、そして相互依存(公的成功)の段階へ至るためのプロセス」が書かれたものです。
依存から自立に至るために必要なのが第1~3の習慣、自立から相互依存に至るために必要なのが第4~6の習慣です。
そして、第1~6の習慣を支えるのが第7の習慣です。
ここで重要なのは、
- 自立を飛ばして、依存からいきなり相互依存の段階へ移ることは絶対にできない
- 依存から自立に至れる人自体がほとんどいない(99%の人は依存の段階のまま亡くなっていく)
ということです。
相互依存は自立した人間になって初めて選択できる段階である。依存状態からいきなり相互依存の段階に達しようとしても無理である。
「完訳 7つの習慣」P55
ほとんどの人が、まずは「自立」を目指す段階にあるという点がポイントになります。
バランス良くやればいいという問題ではない
同じ一冊の本に書いてあることだから、全ての習慣をバランスよく取り組もうと考える気持ちも分かりますが、第1~3の習慣と第4~6の習慣は全く次元の違うものであり、その考え方をとると間違いなく中途半端に終わります。
(例えば、第1~3の習慣では自立するために自分の時間をどう確保するかが重要になりますが、第4~6の習慣では他者と過ごす時間の確保が重要になるといった相反する要素を持っています)
第1~3の習慣が小学校の算数の教科書であるとすれば、第4~6の習慣は中学校の数学の教科書です。
当然ながら、小学校の算数の教科書が理解できていなければ、当然中学校の算数の教科書は理解できません。
また、これらをそれぞれバランスよく学ぶということに意味がない(めちゃくちゃ非効率)ということも分かると思います。
第1~3の習慣を徹底して自立を目指そう!
よって、依存からの脱却を目指す99%の人がやるべきは第1~3の習慣の徹底ということになります。
第1、第2、第3の習慣は自制をテーマにしている。これらは依存から自立へと成長するための習慣である。
「完訳 7つの習慣」P55~56
この重要な前提を押さえていないと、分厚い本を読んだ気にだけなって、何も身につかないまま終わります。
なお、自立(私的成功)の一つの目安は経済面で言えば年収2000〜3000万円程度ということになります。
自立のために必要な第1~3の習慣
第1の習慣「主体的である」
第1の習慣が意味していることは、「自分の人生をどういう人生にするかについては自分で決めることができる」ということです。
刺激を受けた際に反応を選択する自由があるというのは人間のみが持つ能力であり、(反応を自分で決める)これは動物には備わっていないということが解説されています。
つまり、人から言われた、もしくは強制されたから(刺激)、その通りやる(反応)といったレベルを乗り越え、自分で人生を形作っていくことが出来るということです。
主体性を育てるための例としては、以下のようなものが挙げられています。
- 小さな約束をして、それを守る。
- 批判するのではなく模範になる。
感情の赴くままに反応をする(約束をしても面倒だから守らない、ストレス解消になるから批判をする)というのではなく、主体的な選択を取り続けることで主体性は鍛えられていきます。
ちなみに、主体性を身につけるために最も手取り早いのは環境や人間関係を変えること(自立を達成している人たちの輪に入ってその考え方を身につける)です。
この点について、既に相互依存の段階に達しているメンターの方から教わったことを以下リンクにまとめていますので、興味があればご覧ください。
第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」
最も重要な習慣
「自分の人生をどういう人生にするかについては自分で決めることができる」のであれば、「どういう人生にするのか」を決めるのがこの習慣です。
簡単に言えば、「自分のお葬式の時に、周りの人からどのように語ってもらいたいか。どのようにして覚えられたいのか」を思い描くということです。
ゴールを決めずにゴールに到達することは100%ありません。
よって、ここを誤ると人生を歩む上での致命傷(まさに死の際に大きな後悔をする)になります。
そして、著者のコヴィー博士もこの習慣が最も重要であると語っています。
具体的なやり方
終わりを思い描く際にはどうすればいいかという点については、
「一人になれる静かな場所で、日常生活の細々とした用事も、仕事や家族、友だちのこと全て忘れ、意識を集中する」ということが書かれています。
このように、自分自身に時間を投資し、意図的に時間を設ける必要があります。
(一見さほど大きな効果が無いように思えるので(実際、短期で凄い効果を導くものではありません)、なかなか実行に移せない気持ちも分かりますが、長期視点で見ると異次元レベルの差が出てきます)
誰もいない山奥の川辺でも、静かな海岸でもどこでもいいと思いますが、出来るだけ右脳が活性化するような場所において、リラックスした状態でイメージをすることをオススメします。
第3の習慣「最優先事項を優先する」
やるべきことに徹底して集中せよ
第3の習慣は、思い描いたゴールに到達するために、無駄を捨てて集中しましょうということを言っています。
例えば、自立(私的成功)に当たって最も分かりやすいのはお金ですので、これを例に挙げて考えて見ます。
そのための最優先事項は、「お金を稼ぐためにやれることをやる」ということになります。
お金を稼ぐというのは商品を売ることです。
つまり、売るための行動を最優先していくということになります。
決して会議をすることや資料の整理をすることや飲み会でコミュニケーションを取ることではありませんから、この部分の優先順位は当然低くなります。
また、ネットサーフィンをするとかテレビを見るとか漫画を読むとかいった時間は不要(本書で言えば「緊急でなく重要でない」こと)なはずですから、完全に切り捨てるべきということになります。
即断・即決・即行動が重要
さらに言えば、「商品を売る」に当たり、「売るために何をするか」について迷っている時間は無駄ですので、この「迷う時間」の優先順位も低くする(というか完全に無くしていく)必要があります。
結局、何がうまく行くのかはやってみなければ分からない(いずれうまく行かせるための精度は上がっていく)ため、即断・即決・即行動によって売るための行動を数多くこなしていく必要があるということです。
あれをやればいいかなこれをやればいいかなと迷っていても、成功に近づくことは100%ありません。
とにかく行動をし、やりながら学んでいくというのがポイントです。
バランスは崩れるのが当たり前
なお、この第3の習慣を徹底する場合、間違いなくバランスが崩れます。
しかし、崩れたバランスは、一度自立をしてから対応していけばいいことです。
お金の面で自立すると決めたのであれば、まずはお金を稼ぐことに徹底する。
その際、時間の使い方が変わりますから、親や友人との付き合いが少なくなったりするということは当然に出てくるでしょう。
しかし、お金で自立を成し遂げれば、その後確実に他の課題も一つずつクリアしていくことができます。
一方で、バランスを取ろうとすれば、中途半端のままで終わります。
自立に至るまではむしろバランスの狂った生活を経験するほうが自然です。
(だからこそ自立をしている人がほとんどいないということも言えます)
なお、幸せという観点で見れば、依存状態か自立状態のどちらにいるのかというのは全く関係ありません。(幸せはあくまで個人の主観です)
自立を目指すというのはかなりストイックな世界になりますから、バランスを崩してまでやるのは・・・と思う方は最初から目指さないほうが無難です。
相互依存のために必要な第4~6の習慣
概要だけ知り、将来のモチベーションにするという程度にとどめる
ここまで書いてきた通り、第4~6の習慣は自立状態にないと取り組んでも意味がありません。
しかし、概要を知ることでその世界に憧れる(=将来に向けたモチベーションにする)というのであればアリです。
ただ、せいぜいその程度にとどめておくのが無難です。
まずは1~3の習慣を徹底し、自立を成し遂げることが先決です。
第4~6の習慣の内容と、自立をしていない方が実践するとどうなるかについて
本記事は、これから自立を目指す方(第1~3の習慣が必要な方)向けに書いていますので、第4~6の習慣について細かく解説することは控えますが、習慣の内容自体は以下の通りです。
第4の習慣「Win-Winを考える」 第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」 第6の習慣「シナジーを創り出す」 |
ここで、自立に達していない人が第4~6の習慣をどうして実践できないのかという点にだけ触れておきます。
- 第4の習慣に関しては、相手に与えるよりも自分が貰うことをメインに考えてしまうため。
- 第5の習慣に関しては、損得を抜きにして理解に徹するという余裕がないため(やはり自分のことをメインに考えてしまう)。
- 第6の習慣に関しては、自分の能力が1以下なので、誰かと組んで掛け算をしてもシナジーにならないため。
(→0.5の能力の人は0.5の能力の人と組めますが、その場合の結果は0.25になります。10の人と組みたいと言っても、相手は何のメリットもないので組んでくれません)
各習慣とも、経済的・精神的余裕や一定の個の能力といった「自立」が土台にないと実現困難な習慣だということです。
おわりに
最後に、今回最も言いたいことを改めて繰り返しますと、
依存から自立に至る段階(第1~3の習慣)と、自立から相互依存に至る段階(第4~6の習慣)は全く別の次元であり、自立状態に達していない人(99%はここ)は第1~3の習慣を身につけることに徹する必要がある
ということです。
本書は(というよりどんな本でもそうですが)読んでから行動に移さなければ全く意味がありません。
分厚い本ですから、第1~3の習慣だけを徹底してやればいいんだと考えれば、気が楽になる部分もあるかと思います。(第1~3だけでも200ページくらいありますが・・・)
本気で自立(私的成功)を目指したいと思っている方は、本書に実際に触れていただき(ざっくりと内容を理解をするために、マンガ版から入るのもオススメです)、第1~3の習慣を徹底することで、まずは自立への道をまい進するというところから始めていただくとよいのかなと思います。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
>>自己啓発に興味がある方は、今回の記事のベースにもなっている僕のメンター(年収億オーバー)の教えをまとめた以下の記事もオススメです。