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宝くじに当たった人は99%不幸になる?成功者に学ぶ天秤の法則について。

こんにちは、元公務員のシュンです!

いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!

 

今回は、僕が公私ともに圧倒的な成功をしている方(経済面については年収で億を超えるレベル)から学んだ知識に関する内容の第3回目です。(過去2回は以下リンクより)

 

前回の第2回目では、時代が変わったとしても世界共通の変わらないルールである「法則」(=法則を利用して人生を変えていくことが最も効果的)のうち、一つ目の法則として「縁起」について取り上げました。

 

前回の概要は以下です。

【法則1=縁起について】

  • 人生は関係性によって起こっている(=縁起)
  • 長期で結果を変えたいのであれば関係性(環境と人間関係)を変えるしかない
  • 自分が成し遂げたい結果を出している人と多くの時間を共有することが成功への唯一の道である

 

今回は二つ目の法則=天秤の法則について書いていきます。

主にお金に関連する法則だと捉えていただければと思います。

 

この法則については、以下のテーマを取り上げながら解説していきます。

  • 宝くじに当たった99%の人が不幸になる理由
  • 年々着実に資産を大きくしていく方法

興味がある方は是非ご覧ください。




法則その2=天秤の法則の結論

まず、今回取り上げる天秤の法則に関する結論から書きます。

  • 天秤の法則とは、宇宙は長期で見ると必ずバランスを保つということ
  • 具体的に言えば、自分が宇宙に対して与えた価値と宇宙から受け取った価値が等しくなるということ
  • つまり、長期的に大きな成功や富を得たければ、周りの人々に対して大きな価値を与えていくということに尽きる
  • 一方、ギャンブル(宝くじ含む)で大きな富を得た場合、この法則に反する(=価値を与えていないにもかかわらず、大きな価値を受け取る)ため、長期的に見ればその天秤が必ず釣り合う方向に進む(=受け取ったものを失うことで天秤が釣り合う)

 

以下で詳しく解説をしていきます。

 

天秤の法則

天秤の法則とは、

「あなたが今まで宇宙に対して与えた価値」と、

「あなたが今までに宇宙から受け取った価値」が、

長期(10年レベル)で見ると必ず釣り合うという法則です。

 

短期で見れば片方にブレる(例えば宝くじに当たるとかギャンブルで一発当てるとかいうのはこれです)ことはありますが、長期で見ると必ず釣り合うというのが重要な点です。

 

目に見えない話ですので、人によってはピンと来ないかもしれませんが、例えば物理学におけるアインシュタインの有名な式「E=mc2」が示す「宇宙の全ての重力の位置エネルギーと、宇宙に存在する物質の質量とあわせれば、宇宙の全エネルギーはゼロになる」といった宇宙におけるバランスを示す事実がこの法則を腑に落とす一つのヒントになるかもしれません。

(これが直接今回の話の証明になるわけではありませんが・・・)

 

価値とは何か?

では、宇宙に対して「与えた価値」とは何なのかということですが、それは、

  • 「どれだけ人の役に立ったのか?」
  • 「どれだけ社会に貢献したのか?」

ということです。

 

もし宝くじやギャンブルで大きく当たった場合、それだけの価値を周りに与えていないのであれば、天秤は「宇宙から受け取った価値」の側に大きく傾くことになります。

長期的には天秤が釣り合う方向に力が働いていきますので、結果的に得たものを失っていくということになります。

 

なお、価値というのは、量×質で示されます。

多くの人に少しずつの価値を与えたとしても、少しの人に大きな価値を与えたとしてもそれは同様ということになります。

(もちろん多くの人に大きな価値を与えれば、その分受け取るものが大きいということになっていきます)




お金とは、感情を増幅させる鏡のようなもの

お金には感情を増幅させる鏡のような性質があります。

 

100万円を持っていた時に、このお金を失ったらどうしようと不安に思っていた人が、いきなり1億円を持てば、その不安は100倍になります。(100万円失う恐怖が1億円になる)

 

人生は「思考→行動→習慣→結果」で表されるものですので、不安という思考が大きくなれば、その通りに不安が人生において現実化していくことになります。

 

例えば、短期的に多くのお金を手に入れた人が、税金を取られたくない(宝くじの場合は非課税ですが)と思い、色々と節税のテクニカルな部分について勉強をしたとしても、お金を取られたくないと思う不安が現実化し、何だかんだでそのお金は失われていくということになります。

 

心というのはメガネみたいなものです。

不安というメガネをかければ世の中は全て不安に見え、平穏というメガネをかければ世の中は全て平穏に見えます。

地球上にはプラスからマイナスまで無限の情報がありますが、その中からどんな情報を掴むのかというのは、その人が自分の感情の状態に合ったものをただ見つけてきているに過ぎません。

その人が不安であれば不安な情報を掴むし、平穏な心を持っているのであれば平穏を感じるような情報を掴んでくるということです。

 

まさに思考は現実化していきます。

 

将来にわたり大きな富を蓄積するにはどうするか?

周りに対して価値を与え続ける、ただそれだけ

それでは、どのようにすれば、不安にならず将来的に富を蓄積していくことが出来るのかということですが、天秤の法則にただ従うだけです。

 

すなわち、自分が大きな価値を周りに対して与えることができれば、長期的に見て大きな富を受け取ることができるということです。

 

宇宙というものはひどくシンプルです。

自分が大きな価値も与えていないのに、大きな価値だけを受け取りたいと考えると、頭でいろいろと複雑なことを考えなければならないので、世界もひどく複雑なものだと考えがちなのですが、単純に人の役に立ち続ければ見合った価値が受け取れる、ただそれだけのことです。




宝くじに当たった99%の人が不幸になる理由

ギャンブルや宝くじに勝った場合、誰にも価値を与えていません。

それは単に他の人が拠出したお金が自分のところに分配されただけ(言い方を変えれば奪っただけ)ということになります。

 

潜在意識的には人のお金を奪ったということが分かるため、そのお金を逆に奪われるのが怖くてただ単に活用もせず持ち続けるか、もしくは使って失い、下手をすれば借金をするといったことになっていきます。

 

宝くじの高額当選者のうち70%の人が5年以内に全てを失うという統計もあるようですが、10年20年レベルで見ればさらにその数字は上がっていくでしょうし、仮にお金を失わなくとも、そのお金を失う不安に苛まれながら使うに使えないという人はやはり不幸だと言えるでしょう。

 

まさに天秤の法則通り、与えた価値と受け取った価値が長期的に釣り合うということです。

 

将来的に大きな富を得たければ、価値の原則に従うべし

基本的に、価値は作った時か売った時にしか生まれません。

 

例えば、パンを生産、販売する過程について見てみます。

  • 農家が300万円の小麦(300万円の価値)を作り、小麦粉製造業者から300万円(300万円の価値)を受け取る
  • 小麦粉製造業者が300万円の小麦から500万円の小麦粉(500-300=200万円の価値)を作り、パン屋から500万円(500-300=200万円の価値)を受け取る
  • パン屋が500万円の小麦粉から1000万円のパン(1000-500=500万円の価値)を作り、消費者から500万円(1000-500=500万円の価値)を受け取る
  • 消費者は1000万円(1000万円の価値)を支払い、1000万円(1000万円の価値)のパンを受け取る

 

上記のケースでは、作った時と売った時で価値の天秤が釣り合っています。

そして、この形が経済の原則中の原則だということです。

 

この原則に従い、仕事を通して価値を与え続ければ、仮に短期で見てそれが釣り合わなかったとしても、天秤の法則に従って、長期では必ず大きな価値を受け取ることができます。

 

そして、それを受け取ったとしても何ら後ろめたさを感じない(価値を与えたのだから価値を受け取って当然だと思える)ため、受け取ったお金に対して不安に思う事もありません。

お金に対して不安にならないので、得たお金を人の役に立つことに使うとか、事業に投資するとかいったことも出来るようになります。

 

つまり、富を長期に渡って蓄積したいのであれば、目の前の人の役に立つことをしっかりとやっていくことが王道中の王道であり、本物の価値を提供し続けることができれば、間違いなく大きな価値=富を受け取れるということです。

 

まとめ

  • 天秤の法則とは、自分が与えた価値と受け取った価値が等しくなるというもの
  • つまり、長期的に大きな成功や富を得たければ、周りの人々に対して大きな価値を与えていくということに尽きる
  • ギャンブル(宝くじ含む)で大きな富を得た場合、この法則に反する(=価値を与えていないにもかかわらず、大きな価値を受け取る)ため、長期的に見ればその天秤が必ず釣り合う方向に進む(=受け取ったものを失うことで天秤が釣り合う)

 

以上について、直感的に腑に落ちる方も多いかと思いますが、若干スピリチュアルな感じに思える方もいたかもしれません。

 

しかし、価値を与えて人の役に立つことが出来れば、それに見合った価値を受け取るというのはひどくシンプルで当たり前の話です。

 

例えば、経営学の権威ドラッカーも、顧客に価値を与えることの重要性を当然のように説いています。(価値とは単純に品質を高めればいいというわけではなく、深掘りをして顧客の本当のニーズを探せということを言っていますが)

また、世界の時価総額トップ企業であるAppleやAmazon、Google、Facebookというのは、純粋に多くの人の役に立っている企業であるということが分かると思います。

 

あまり複雑なことを考えずに、周りに対して価値を与え続ければ、そこに見合った価値を受け取ることができる、世界はただそのようにシンプルだということですね。

 

次回は、3番目の法則である「確率の法則」について書いていきます。

 

今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただきまして、本当にありがとうございました!

 

>>次の記事(法則その3)はこちらです。